たくさんの地雷が埋められている地域に、人員が通れる通路を作るために使用される地雷原爆破装置です。
発射機から射出されるロケット弾には多数の爆薬付きロープ(爆索)が繋がっていて、これが地雷原に落下後、爆索の爆破効果により敷設された地雷を爆破処理します。
装置の使用方法として、複数の隊員で運搬により地面に設置して使用する"地上投射"、96式装輪装甲車などの車両に搭載して使う"車載投射"があります。
一度の投射により長さ約100m、幅約50cmの範囲を処理して徒歩部隊の前進路を啓開します。この通路を75式ドーザなどで広げて車両が通れる様にする場合もあります。
また70式地雷原爆破装置よりも小型化され一人で運搬して使用できる"携帯障害処理機材"も開発されています。
各師団や旅団の施設科や普通科部隊をはじめ、機甲科の戦車部隊などにも配備されています。