陸自調査団 陸上自衛隊装備品航空機

連絡偵察機 LR-2

連絡偵察機LR-2連絡偵察機 LR-2
連絡偵察機LR-2|離陸連絡偵察機 LR-2|離陸
連絡偵察機LR-2|機体正面機体正面
連絡偵察機LR-2|機体正面機体正面
連絡偵察機LR-2|機体側面機体側面
連絡偵察機LR-2|機体前部機体前部
連絡偵察機LR-2|後部安定翼後部安定翼
連絡偵察機LR-2|プロペラ部プロペラ部
連絡偵察機LR-2|エンジンエンジン
連絡偵察機LR-2|カメラ搭載部カメラ搭載部
連絡偵察機LR-2|装備品展示装備品展示
連絡偵察機LR-2|エンジン始動エンジン始動
連絡偵察機LR-2|低空飛行低空飛行
連絡偵察機LR-2|飛行飛行
連絡偵察機LR-2|離陸後上昇離陸後上昇
連絡偵察機LR-2|離陸後上昇離陸後上昇
連絡偵察機LR-2|離陸離陸
連絡偵察機LR-2|着陸着陸
連絡偵察機LR-2|飛行(下部)飛行(下部)
連絡偵察機LR-2|飛行(下部)飛行(下部)
連絡偵察機LR-2|飛行(側面)飛行(側面)
連絡偵察機LR-2|飛行(後方)飛行(後方)
連絡偵察機LR-2|LR-1・2飛行LR-1・2飛行
連絡偵察機LR-2|LR-1・2牽引LR-1・2牽引
連絡偵察機LR-2|機体を牽引機体牽引
連絡偵察機LR-2|編隊飛行編隊飛行
連絡偵察機LR-2|LR-1・LR-2LR-1・LR-2
装備品性能詳細
配 備 1999年
全 長 14.22m
全 幅 17.65m
全 高 4.37m
全備重量 4130kg
離陸重量 6800kg
翼面積 28.8㎡
巡航速度 約440km/h
航続距離 約2800km
上昇限度 約10700m
搭載機関 プラット&ホイットニーカナダ PT6A-60A
出 力 1050SHP×2
乗 員 2名(パイロット)+15名(乗員)
製 造 レイセオン・エアクラフト社
装備品概要解説
連絡偵察機LR-2連絡偵察機 LR-2

主に連絡や偵察任務を目的として、陸上自衛隊でも固定翼機が配備されています。
これまで三菱MU-2を自衛隊用に改修した連絡偵察機LR-1を使ってきましたが旧式化が進み、後継機としてビーチクラフト・キングエア350が選ばれ、連絡偵察機LR-2の名称で1999年から運用を開始しました。
キングエアシリーズは海上自衛隊にも連絡機LC-90や練習機TC-90、海上保安庁でも使われてる世界的にも人気のある航空機です。

機体構造として左右の主翼にターボプロップ・エンジンを1基ずつ搭載して、主翼端には飛行性能向上として小翼(ウィングレット)もついています。
陸上自衛隊に配備されている機体はこのスーパーキングエア350の強化型で、胴体・主翼の延長やエンジン出力の強化、尾翼の下面に2枚の(安定板)スタビライザーを追加。連絡偵察機としてはLR-1に比べて最大速度や最大積載量が向上しています。

また自衛隊の任務のための装備として、偵察用に胴体下面に取り外し可能な偵察カメラフェアリングの装着、緊急患者用のストレッチャー搭載改修なども行われています。この機体改修は米国から機体購入後に国内で行われ、陸上自衛隊への引き渡されます。

LR-1では自衛隊カラーのOD色(オリーブドラブ)で塗装されていましたが、LR-2では上部がホワイト、下部がグレーの塗り分けになっています。

駐屯地創立記念行事での訓練展示の際には、敵機役になったり航空爆撃する攻撃機を演じたりで登場することも時々あります。

2010年までに7機が調達され、1機の民間型のモデル350も配備されています。
第1ヘリコプター団の連絡飛行隊や、沖縄の第15飛行隊などに配備され、離島などへの急患搬送にも使用されてもいます。