低空レーダー装置JTPS-P18

低空レーダー装置JTPS-P18

低高度で飛行してくるヘリコプターなどの航空機に対して、連続した全周囲監視を行い情報収集をする車両搭載型のレーダー装置です。

低空域を飛行する目標を監視して、目標の方向、距離、識別情報などを収集･伝送が可能。この情報を迅速かつ継続的に師団対空情報処理システム(DADS)などへ送信できます。

装置自体は高機動車の荷台部分に、装置本体、アンテナ、電源などを搭載。この車両のみで装置が完結しているので機動性を活かした運用が行なえます。

本装置の運用としては、81式短距離地対空誘導弾、93式近距離地対空誘導弾、87式自走高射機関砲などの高射特科装備に対して直接、目標の方位、距離、機数、識別情報及び警報を伝送します。これらの装備がある高射特科大隊･中隊に配備されています。