16式機動戦闘車

16式機動戦闘車(量産)16式機動戦闘車:量産車両
16式機動戦闘車|武器学校16式機動戦闘車:試作車両
16式機動戦闘車:量産車両
16式機動戦闘車(量産)|車体側面車体側面
16式機動戦闘車(量産)|車体正面車体正面
16式機動戦闘車(量産)|車体後部車体後部
16式機動戦闘車(量産)|砲塔部分砲塔部分
16式機動戦闘車(量産)|砲塔側面砲塔側面
16式機動戦闘車(量産)|照準装置照準装置
16式機動戦闘車(量産)|後部ラック後部ラック
16式機動戦闘車(量産)|モジュール装甲モジュール装甲
16式機動戦闘車(量産)|モジュール装甲モジュール装甲
16式機動戦闘車(量産)|発煙弾発射機発煙弾発射機
16式機動戦闘車(量産)|105mm戦車砲105mm戦車砲
16式機動戦闘車(量産)|コンバットタイヤコンバットタイヤ
16式機動戦闘車(量産)|実弾射撃実弾射撃
16式機動戦闘車(量産)|実弾射撃実弾射撃
16式機動戦闘車(量産)|小隊行動小隊行動
16式機動戦闘車:試作車両
16式機動戦闘車|車体正面車体正面
16式機動戦闘車|車体上部車体上部
16式機動戦闘車|砲塔上部砲塔上部
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16式機動戦闘車|車体後部車体後部
16式機動戦闘車|車体後部車体後部
16式機動戦闘車|車体後方車体後方
16式機動戦闘車|車体側面車体側面
16式機動戦闘車|足周り足周り
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16式機動戦闘車|砲塔砲塔
16式機動戦闘車|砲身砲身
16式機動戦闘車|砲身砲身
16式機動戦闘車|後部ラック後部ラック
16式機動戦闘車|検知センサー検知センサー
16式機動戦闘車|検知センサー検知センサー
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16式機動戦闘車|M2重機関銃M2重機関銃
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16式機動戦闘車|走行走行
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16式機動戦闘車|MCV・10式戦車MCV・10式戦車
装備品性能詳細
制式化 2016年
全 長 8.45m
全 幅 2.98m
全 高 2.87m
全備重量 約26t
搭載機関 直列4気筒4ストローク水冷ターボチャージド・ディーゼル
出 力 570ps/2100rpm
最高速度 約100km/h
乗員 4名
武 装
開 発 防衛装備庁
(旧:防衛省技術研究本部)
製 造
  • 車体|三菱重工業
  • 主砲|日本製鋼所
装備品概要解説
16式機動戦闘車16式機動戦闘車

機動戦闘車はこれまでの陸上自衛隊としては新しいタイプの戦闘車両で、戦車のような主砲搭載の外観に装輪装甲車と同様な装輪(タイヤ)式の足回りになっています。

この装輪式の火力支援車両は2003年から10式戦車の開発技術応用を活かした「将来装輪戦闘車両」としてスタートして2007年頃から本格的な開発が始まります。

2013年後半には試作車両が公開され2015年に開発が完了して2016年に制式化後に部隊配備が始まります。

装備品の名称として16式機動戦闘車となり、MCV(Maneuver Combat Vehicle)と略され呼ばれています。

これまでの戦車や榴弾砲の配備縮小となった新防衛大網・中期防衛力整備計画ですが、ここでの「統合機動防衛力」には機動戦闘車は欠かすことができません。

舗装路が全国に整備されている日本では、装軌式(キャタピラ)車両をトレーラーに搭載して移動するよりも、火力戦闘が行える装輪車両が自走して長距離移動した方が即応性が高いです。
また車両重量も抑えられるので、機動戦闘車の場合も航空自衛隊のC-2輸送機による空輸や、民間フェリーを利用した機動展開も考えて作られています。

車体構造
16式機動戦闘車|機動走行機動走行

車体構造としては、足回りを96式装輪装甲車の様な8輪コンバットタイヤによって車体を支え、最高約100km/hで舗装路を走行できます。

その車体上部には52口径105mmライフル砲を装備した砲塔が搭載され、主砲同軸の74式車載7.62mm機関銃と自衛のための12.7mm重機関銃M2を車長室銃架に武装として備えます。
発煙弾発射機も砲塔側面に配置、これらの装備は第2世代戦車の74式戦車と同じです。

また、搭載されている105mmライフル砲は74式戦車と砲弾が共有できるのは、運用する面でも強みになります。

水冷式エンジンを車体前部に備え、その後部には砲弾などを載せられる空間になっていますが、89式装甲戦闘車の様に武装隊員が搭乗できるほどではありません。

防護性能
16式機動戦闘車|検知センサー検知センサー

防護性能として車体全体は防弾鋼板で覆われ、敵が個人携行する武装への防護力を持つとされています。
10式戦車にもある追加装甲オプションは機動戦闘車にも採用されていて、大口径機関砲や個人携行ロケット弾にも対応していけると思われます。

装甲以外にも10式戦車に採用されている「レーザー検知センサー」も砲塔の4隅に設置され、これにより敵誘導弾(ミサイル)や発射装置のレーザーを捉えて備えることができます。

戦闘・対処能力
16式機動戦闘車(量産)16式機動戦闘車(量産)

装軌式(キャタピラ)ではない装輪式の車体が大きな戦車砲を搭載して支え、安定した火力戦闘できるのか不安に感じられますが、この様な戦闘車両は以前からフランスやイタリアでは運用されています。

陸上自衛隊の機動戦闘車はどちらかというと、アメリカの「ストライカー旅団」で使われている105mm戦車砲を搭載したストライカーMGS(Mobile Gun System)に近くなっています。

上陸してきた敵部隊などへの第1次機動展開部隊として機動戦闘車が出動し、中距離域での直接照準射撃によって装甲車両や軽戦車などを撃破するには105mmライフル砲でも十分に対抗できます。

しかし敵主力戦車などが現れた場合などには火力不足となるため、それに対抗できる戦車は数を減らす事になっても日本が保有しなくなることは防衛力低下に繋がります。

試作車として報道公開、降下訓練展示(習志野演習場)や自衛隊観閲式(朝霞演習場)での一般公開はされていますが、16式機動戦闘車として実働部隊に制式配備されるのは西部方面隊 第8師団(北熊本)・第14旅団が最初になります。

この機動戦闘車を運用する「即応機動連隊」が新編され、大分港から公道を利用して移動する機動展開訓練も行われました。