陸自調査団 【陸上自衛隊装備品】
装甲車・装甲戦闘車
装甲車は銃弾から隊員を防護するだけでなく砲弾破片の直撃から守る目的もあります。履帯(キャタピラ)式の装甲車は北海道などの不整地の多い地域。舗装路が各地に整備されている都市部などでは装輪(タイヤタイプ)の装輪式装甲車が機動性を活かして活動できます。
近年ではテロ対応など市街地戦闘での装輪装甲車の重要性が高まっています。
装輪式(タイヤ)装甲車
82式指揮通信車
陸上自衛隊として戦後初となる国産の装輪式装甲車です。人員輸送ではなく指揮官用の通信車両としての目的で運用されます。防弾圧延鋼板の溶接構造で作られ、足回りには6輪のコンバットタイヤを装備。舗装路では100km/hの速度で走行が可能です。軽装甲機動車
軽装甲機動車は小型装甲車の名称で開発が始まった陸上自衛隊装備としては新しいタイプの装輪式装甲車両です。部隊認承のかたちで2002年から各地の普通科部隊へと配備されています。国際派遣仕様では防護板やワイヤーカッターが増設されています。96式装輪装甲車
8輪駆動装輪装甲車での「WAPC」と略して呼ばれます。海外派遣仕様の装甲を追加した「Ⅱ型」も中央即応連隊などに配備されています。12.7mm重機関銃M2や96式40mm自動擲弾銃が搭載可能です。87式偵察警戒車
82式指揮通信車のコンポーネントを活用して開発された偵察用装輪装甲車です。87式偵察警戒車の配備で偵察用オートバイでは行えなかった威力偵察が可能になりました。6輪のコンバットタイヤの車体に25mm機関砲を装備した砲塔が搭載されています。輸送防護車
海外に駐在している邦人を保護して安全に輸送する目的などに使用されるオーストラリア製の装甲車。地雷の直撃から乗員を守る「耐爆構造V型底部」が特徴的です。装軌式(キャタピラ)装甲車
73式装甲車
60式装甲車の後継として戦後2番目に開発された国産の装甲輸送車です。アルミ製の車体は浮上航行能力があり後部乗員室にガンポート(銃眼)も備わっています。89式装甲戦闘車
自衛隊としては初の本格的歩兵戦闘車。主砲には35mm機関砲、砲塔両側には79式対舟艇対戦車誘導弾を搭載する普通科部隊配備の戦闘装甲車です。水陸両用車
水陸両用車AAV7
AAV7は1970年代にアメリカ海兵隊向けに運用が始まった水陸両用兵員輸送車です。陸上自衛隊では水陸機動団に集中配備されています。-
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- 99式自走155mm榴弾砲
- 203mm自走榴弾砲
- 96式自走120mm迫撃砲
- 87式自走高射機関砲
- 多連装ロケットMLRS
- 155mm榴弾砲FH70
- 81mm迫撃砲L16
- 120mm迫撃砲RT
- 84mm無反動砲
- 03式中距離地対空誘導弾
- 地対空誘導弾 改良ホーク
- 11式短距離地対空誘導弾
- 81式短距離地対空誘導弾
- 93式近距離地対空誘導弾
- 91式携帯地対空誘導弾
- 01式軽対戦車誘導弾
- 12式地対艦誘導弾
- 88式地対艦誘導弾
- 中距離多目的誘導弾
- 79式対舟艇対戦車誘導弾