平成23年度 富士総合火力演習【後段演習】

敵部隊が上陸した想定で、自衛隊部隊の作戦展開を展示、後段演習が開始されます。 状 況 開 始！ 観測ヘリコプターOH-1により、上空からの航空偵察を実施します。上陸してきた敵部隊の戦力や、侵攻状況を観測。偵察した情報を、内陸の作戦本部へと伝達します。

OH-1による航空偵察で得られた情報を元に次なる行動へ移ります。地上部隊による偵察行動が開始されます。UH-1Jが進入し、機内から搭載した偵察オートバイを降ろします。降機した偵察オートバイは直ちに地上からの偵察行動を開始します。

地上偵察部隊と次なる部隊投入を支援するためヘリ火力により援護します。AH-64Dアパッチロングボウが進入し、前進する敵地上部隊への攻撃。機体下部の30mm機関砲を射撃し、敵車両･歩兵部隊に向けて掃射します。

アパッチ支援の元、進入する航空機によりヘリボン行動が行われていきます。UH-60JAが進入し、レンジャー隊員がリペリング降下を実施。降下した隊員達は速やかに作戦地域へ展開していきます。

CH-47Jも隊員を搭乗して進入して来ました。CH-47J後部ハッチが開放されレンジャー隊員が降下。先程、降下した隊員と合流して敵歩兵部隊へ向けて攻撃。89式5.56mm小銃 及び5.56mm機関銃MINIMIで敵に射撃を実施します。敵の先行部隊に損害を与えました。

ヘリボン行動により敵先行部隊は損害を与えられました。後続の部隊に支援を要請し、敵の増援が送り込まれます。
敵増援に対して、陸上自衛隊は軽装甲機動車を投入。CH-47Jに軽装甲機動車を牽吊して進入。降ろされた軽装甲機動車が速やかに前進し、5.56ｍｍ機関銃MINIMIで敵を一掃します。

CH-47Jが2機進入し、作戦地域へ小銃小隊が送り込まれます。機内には車両には、武装した隊員達が乗車しています。着陸したCH-47J後部ハッチが開放され、高機動車が降ろされます。

降機した高機動車には多数の武装した隊員が乗車しています。89式5.56mm小銃を携行し周囲を警戒。武装した小銃部隊は敵部隊が迫る地域へ前進していきます。

前進する部隊に対して装甲化された偵察部隊が状況確認を行います。87式偵察警戒車により、威力偵察を実施。搭載された主砲の25mm機関砲を射撃。攻撃と共に敵の状況を確認します。

さらに侵攻して来る敵部隊に対して野戦特化部隊による支援射撃を実施。敵上陸部隊への対戦車榴弾の射撃と撹乱の為の煙幕弾を撃ち込みます。上陸部隊を混乱させ我が部隊の前進を有利に進めます。

前進して来た敵装甲車両に対して戦車火力により撃破します。74式戦車が作戦地域へ進入して来ました。主砲の105mmライフル砲から徹甲弾を射撃し、敵装甲車両を撃破しました。

敵部隊に対する突撃を前に、敵が仕掛けた地雷原を無力化します。92式地雷原処理車が作戦地域奥の高台へ進入。後部コンテナから92式地雷原処理ロケットを投射。

処理ロケット後部に接続されたワイヤーには、多数の爆薬が付いています。地雷原にロケットと共に、爆薬付きのワイヤーも落下。落下した爆薬を起爆させて、地雷を誘爆により無力化しました。

敵部隊の侵攻は続き我が部隊もこれを迎え撃ちます。前進する敵戦車に対して、90式戦車の攻撃。主砲の120mm滑空砲から徹甲弾を射撃し、前進する戦車を撃破。

戦車部隊の攻撃と共に普通科部隊の89式装甲戦闘車も進入。敵車両･装甲車両を、搭載火器により攻撃。主砲の35mm機関砲を射撃し、敵車両を撃破しました。

部隊に対して、突撃の指示が出されました。最後の突撃に向けて後方には攻撃ヘリも待機します。戦車･装甲戦闘車から発煙弾発射の発射に合わせて全部隊が突撃を開始。

突撃により戦果拡張が行われ、さらなる部隊が投入されていきます。この様に各部隊や様々な装備を合わせて、作戦が展開されていきます。
以上、状況終わり。

後段演習後には安全確認後に演習会場で装備品展示が行われます。90式戦車に地雷処理ローラーが取付けられています。88式地対艦誘導弾など、多数の装備品が展示されました。

10式戦車も展示されています。AH-64Dの参加により、AH-1Sコブラの20mm機関砲の展示が無いのは寂しいです。遠隔操縦観測システムFFOSも車両上に展示されています。
平成23年度の火力演習は以上です。