渡河ボートも展示！
イオンモール日の出で自衛隊防災フェスが開催されました。

2024年1月27日(土)に、東京都 日の出町にあるイオンモール日の出で、東京地方協力本部による自衛隊広報イベントが開催されました。

東京地方協力本部 福生募集案内所は、１月と７月頃にイオンモール日の出で市街地広報イベントを実施するのが恒例になっています。

当日は、1Fメインコート（屋内）に、陸上自衛隊の車両等の装備品を展示して、見学や搭乗体験などが行われました。
→「福生募集案内所公式HP」はこちら

モールに入り、メインコートに到着すると、陸上自衛隊のOD色の車両が目に入ってきます。
1/2ｔトラック（73式小型トラック：パジェロ） と 偵察用オートバイ が展示されています。

パジェロ、オートバイ共に、乗車しての記念撮影が可能。珍しい自衛隊車両に、大人からちびっ子まで大人気でした。

こちらは、1/2ｔトラック（73式小型トラック）。三菱のショートパジェロを自衛隊仕様にした車両で、通称「パジェロ」と呼ばれています。

このパジェロは、練馬区にある朝霞駐屯地から来ていて、第1施設大隊 本部管理中隊所属の車両です。
自衛隊では、よく目にする車両ですが、赤色灯が付いているのは少し珍しいかも！

パジェロの隣には、偵察用オートバイ が展示。
パジェロの運転席やバイクにまたがって記念撮影されている親子連れ姿を多く見かけました。

今回の目玉とも言える展示「渡河ボート」です。

自衛隊が洪水等の災害派遣で、被災者をボートに乗せて救助している姿を見たことがあるかと思います。
その自衛隊が救助に使用しているボートが、この渡河ボートです。

今回は、展示場所のスペースもあって１船だけですが、本来はこのボートを２船連結して使用します。

ボート後部の櫓(ろ)や専用のオールの他、船尾に船外機（エンジン）を取り付けて航行します。
以前に、練馬駐屯地の記念行事で、櫓(ろ)の体験をしましたが、とても難しかったです。
実際も、ベテラン隊員が櫓(ろ)の操作をすることが多いそうです。

このボート、何でできているのと思った方もいるかと思います。
FRPと呼ばれる繊維強化プラスティックでできていて、約１４５kgと見た目よりも軽量に作られています。

もちろん、車両と同じく、ボートにも乗っての体験も可能で、迷彩の救命胴衣を着て、記念撮影されている方も多くいました。

福生募集案内所のイベントでは、毎回、思考を凝らして展示を行ってくれています。
今回はボートでしたが、前回のイオンモールイベントでは、宿営用天幕（自衛隊のテント）を展示してくれました。

車両や装備品の展示の他、写真パネル展示も実施。
特に、発災して間もない「令和6年 能登半島地震」での、自衛隊による災害派遣の様子を、日別で詳細情報と共に展示していました。

能登半島地震の自衛隊による活動をご覧になりたい方は、以下をご覧ください。
→「防衛省･自衛隊公式HP：令和6年能登半島地震への対応」はこちら

自衛隊の各部隊の様子が放映されている大型モニター横に、福生募集案内所の広報ブースが展開。

１４歳～２９歳までの方限定で、自衛隊グッズ抽選会なども実施。
子供向けの制服試着体験、かっこいいペーパークラフト配布なども行われました。

広報ブース端には、自衛隊の隊員が訓練等で食べるご飯「戦闘糧食」を展示。
缶詰のイメージがあるかと思いますが、食べた後にかさばったり、保存技術の向上などから、現在はレトルトパックが主流になっています。

訓練等では冷たいまま食べることもありますが、画像にある加熱袋を使用すると、熱々のご飯が食べられます。

「猫と戦車の雑貨店：御山堂」さんと福生募集案内所がコラボしました。
私も個人的にキャラクターが大好きな作家さんで、福生募集案内所のボスターや募集チラシの挿絵に使用されています。

当日は、コラボデザインシールも配布されていました。
→「御山堂公式Ｘ(旧Twitter)」はこちら

福生募集案内所公式HP にもイラストが掲載されていますのでご確認ください。

全国的にも屋内の市街地広報イベントで、渡河ボートが展示されるのは初？なのではないでしょうか（少なくても関東では見たことがないです）。

軽装甲機動車、1t半救急車、高機動車、テントなどを展示してきましたが、次回は何が展示されるのか楽しみです。