陸自調査団 イベント報告2020年イベント

令和元年度 第六消防方面救助救急訓練
~東京2020に向けて~東京消防庁 救助救急訓練

実施日時:2020年2月16日(日) 実施:10:00~ 実施場所:北千住駅東口ロータリー・東京電機大学周辺(東京都 足立区)
第六消防方面救助救急訓練内容
第六消防方面救助救急訓練|訓練会場
第六消防方面救助救急訓練|訓練会場

東京都 足立区にあるJR北千住駅東口ロータリーと東京電機大学周辺を会場にして、東京消防庁による消防演習「令和元年度 第六消防方面救助救急訓練」が実施されました。~東京2020に向けて~東京消防庁 救助救急訓練として人が多く集まる場所でのテロ災害への対応、負傷者救出を行います。

第六消防方面救助救急訓練|特別消火中隊ポンプ車
第六消防方面救助救急訓練|特殊災害対応車

当日は朝から雨が降っていましたが、演習開始前から見学に来場されている方々がけっこういました。周辺には演習参加の消防車両が待機。消防庁のお知らせで周辺消防署から計26台の車両が参加するとのことでした。ポンプ車だけではなく化学機動中隊の特殊災害対策車なども来場しています。

第六消防方面救助救急訓練|ファーストエイド隊・電動トライク
第六消防方面救助救急訓練|電動トライク側面

今回は発足されたばかりの千住消防署のファーストエイド隊も参加。2020年(令和2年)東京消防庁出初式で初披露された即応部隊で、光岡の電動トライク"3輪EV Like-T3"を運用しているのが特徴です。小回りのきく車両で迅速に現場へ駆けつけます。

第六消防方面救助救急訓練|救出救助車と救急車
第六消防方面救助救急訓練|演習参加待機の救急車

他にもさまざまな部隊の車両を見ることができました。こちらの警視庁の特型警備車に似ている赤い装甲車。消防救助機動部隊の救出救助車です。演習では爆破テロ対応装備を装着した隊員の姿も確認できました。多くの負傷者がでた想定での訓練なので救急車もたくさんいます。

第六消防方面救助救急訓練|雨の中での演習実施
第六消防方面救助救急訓練|訓練開始

10:00から演習開始ですが雨がどんどん強くなってきます。そしてこちらが北千住駅と仮定して救出救助が行われる東京電機大学です。2階エントランス部分から負傷者が避難していきます。

第六消防方面救助救急訓練|避難する市民
第六消防方面救助救急訓練|駅職員支援による避難

ドンッ!!という爆発音を切っ掛けに演習が開始されました。駅改札付近で爆発が起きて多数の負傷者がでた想定です。爆発現場は見えませんが現場へ向かう隊員や避難する市民の姿から緊迫感を感じることができます。
軽傷者は自力で爆発現場から離れたり、駅職員などの補助で避難していきます。

第六消防方面救助救急訓練|軽傷者の徒歩による避難
第六消防方面救助救急訓練|避難の様子と指揮所

現場に到着した警察官も負傷者に肩を貸して避難を支援。階段下には救助・救護の支持を出す指揮所が設置されています。

第六消防方面救助救急訓練|爆発のあった改札出口
第六消防方面救助救急訓練|会場と指揮所

負傷して動けない人も多く見られます。自力で避難できない方々が地面に座って救助を待っている様です。

第六消防方面救助救急訓練|現着したファーストエイド隊の電動トライク
第六消防方面救助救急訓練|現着したファーストエイド隊

千住消防署の電動トライクも現着。ファーストエイド隊の隊員も現場に入って状況を確認します。

第六消防方面救助救急訓練|北千住駅と想定する東京電機大学
第六消防方面救助救急訓練|避難する市民

歩ける人たちが駅から避難場所へ移動しています。大人から小さな子どもまで様々な方々が駅を利用していたことがわかります。

第六消防方面救助救急訓練|現着する救急車
第六消防方面救助救急訓練|救急隊とストレッチャー

負傷者を搬送する救急車も到着。多くの方が救護を必要としているため、これから現場にたくさんの救急車が集まってきます。

第六消防方面救助救急訓練|現着する救助車
第六消防方面救助救急訓練|現着する救助車・人員輸送車

救助機材を搭載した救助車。避難してきた方を運ぶ人員輸送車。さまざまな消防車両が現場に集まります。

第六消防方面救助救急訓練|現場の人員輸送車と救急車
第六消防方面救助救急訓練|現場の消防隊と救急隊

バスロータリーに救助車両集合。降車した隊員達が準備を進めます。

第六消防方面救助救急訓練|救出救助車と救助車
第六消防方面救助救急訓練|消防救助機動部隊・救出救助車

消防救助機動部隊が現着。手前が救助車、奥が救出救助車です。

第六消防方面救助救急訓練|消防救助機動部隊の隊員
第六消防方面救助救急訓練|消防救助機動部隊の隊員

消防救助機動部隊は、通称、ハイパーレスキューと呼ばれる特殊な技術や能力を持って救助に当たる部隊です。
このハイパーレスキューの救出救助車は、爆破テロ対応のために配備された防護車両です。

第六消防方面救助救急訓練|救出へ向かう消防救助機動部隊
第六消防方面救助救急訓練|消防救助機動部隊の爆破テロ対応装備

救出救助車から爆破テロ対応装備を装着した隊員が降車。警視庁の爆発物処理班が使用する装備同様に爆風や衝撃、破片貫通から隊員を防護します。

第六消防方面救助救急訓練|現場の消防救助機動部隊
第六消防方面救助救急訓練|救出へ向かう消防救助機動部隊

防護装備を装着した隊員はオレンジ色の救出用担架を持って救助へ向かって行きます。

第六消防方面救助救急訓練|爆発現場からの避難
第六消防方面救助救急訓練|救助へ向かう消防隊員

徒歩で避難する人。それに逆行して救助へ向かう消防隊員。

第六消防方面救助救急訓練|消防救助機動部隊による搬送
第六消防方面救助救急訓練|消防隊員による搬送

消防救助機動部隊の防爆装備を装着した隊員が先行して爆破現場へ。この隊員達によって救出用担架で救助します。柔軟性のある担架で負傷者が包まれる様に運ばれていきます。

第六消防方面救助救急訓練|現場指揮本部
第六消防方面救助救急訓練|現場指揮本部

防爆装備の隊員によって新たな爆発がないことが確認されました。他のレスキュー隊員も搬送を開始しました。現場指揮本部にファーストエイド隊の姿が確認できます。

第六消防方面救助救急訓練|フレーム式救護所用テント展開
第六消防方面救助救急訓練|フレーム式救護所用テント展開

救出・救助とあわせて救護所も設置されます。隊員達によってフレーム式救護所用テントが展開されて行きます。

第六消防方面救助救急訓練|救助へ向かう東京消防庁隊員
第六消防方面救助救急訓練|特別消火中隊による搬送

救助へ向かう黄色(ゴールド)防火衣のレスキュー隊員。負傷者を搬送するゴールドヘルメットにインディゴ(濃紺)防火衣の特別消火中隊。特別消火中隊は消防活動に必要なより専門的な技術や知識を持つ部隊です。

第六消防方面救助救急訓練|救急車と救急隊員
第六消防方面救助救急訓練|搬送準備の救急隊員

搬送準備の救急隊員。救急車も負傷者の数だけ必要になります。

第六消防方面救助救急訓練|救護所用テントと救急隊
第六消防方面救助救急訓練|展開された救護所用テント

展開されたフレーム式救護所用テント。こちらは比較的軽症の待機的処置の方が処置を受けます。

第六消防方面救助救急訓練|消防団による搬送
第六消防方面救助救急訓練|消防団による搬送

緑ヘルメットに紺色防火衣は消防団の方々です。専門職の消防隊とともに訓練に参加することでより実践的な救助技術が習得できます。

第六消防方面救助救急訓練|消防隊による搬送
第六消防方面救助救急訓練|現場と緊急車両

消防隊や消防団が救助・搬送を行う中で、警察官は通行の整理や安全確認を実施しています。

第六消防方面救助救急訓練|消防隊による搬送
第六消防方面救助救急訓練|現場と緊急車両

搬送する消防隊。救助へ向かう消防団。待機する救助車両。

第六消防方面救助救急訓練|人員輸送車への搭乗待ち
第六消防方面救助救急訓練|避難者のトリアージ

こちらは人員輸送車での搬送を待つ方々です。トリアージで(緑)、優先順位3位の方々になります。

第六消防方面救助救急訓練|救護所用テントでのトリアージ
第六消防方面救助救急訓練|トリアージタグ

トリアージをうけた方は負傷者の状況を見た目で判断できる様にトリアージタグを付けます。緑色が残っているので優先順位3位(緑)。(黄)なら待機的治療(中等症群)で優先順位2位。(赤)は優先的治療群(重症群)で優先順位1位。(黒)だと死亡群になります。

第六消防方面救助救急訓練|救急隊による搬送
第六消防方面救助救急訓練|救護所でのトリアージ

救護所の中ではトリアージを受けている様子が見られます。

第六消防方面救助救急訓練|特別消火中隊による搬送
第六消防方面救助救急訓練|消防団による搬送

特別消火中隊の隊員による搬送。千住消防団による搬送。

第六消防方面救助救急訓練|救助へむかう消防隊員達
第六消防方面救助救急訓練|救助へむかう消防隊員達

担架を持って救助へ向かう消防隊員たち。

第六消防方面救助救急訓練|到着した人員輸送車と救急車
第六消防方面救助救急訓練|到着した救急車

現場に到着する人員輸送車と救急車。

第六消防方面救助救急訓練|徒歩による自力での避難
第六消防方面救助救急訓練|現着する救急車

介助をうけて避難する方々と現着する救急車。

第六消防方面救助救急訓練|駅ロータリーに集結する救急車
第六消防方面救助救急訓練|駅ロータリーに集結する救急車

これだけ負傷者がいると救急車も数多く必要となります。これだけの救急車が集まる様子を見るのはなかなかありません。

第六消防方面救助救急訓練|現場指揮本部と消防隊
第六消防方面救助救急訓練|消防隊員と救急隊員

消防隊員、救急隊員、消防団などさまざまな職種の方々が現場には集まっています。

第六消防方面救助救急訓練|要救助者の搬送の様子
第六消防方面救助救急訓練|消防隊員による搬送

救出現場を横から見た様子です。各踊り場付近で警察官が通行整理を行っているのがわかります。

第六消防方面救助救急訓練|救急車での搬送
第六消防方面救助救急訓練|救急車での搬送

救急車へストレッチャーを搬入する隊員。医療機関へ救急搬送する救急車。

第六消防方面救助救急訓練|救護所のエアテントとフレームテント
第六消防方面救助救急訓練|人員輸送車

手前が中等症群のフレーム式救護所用テント。奥に見えるのが優先的治療群(重症群)のエアテントです。エアテントは専用の送風機で空気を送り込むだけ拡張できます。東日本大震災でも活躍した非常に耐久性のあるテントです。

第六消防方面救助救急訓練|救護所エアテント
第六消防方面救助救急訓練|現場指揮本部

指揮所側から見たエアテント。指揮所周辺には消防隊員、警察官、足立区職員など各機関の担当の姿が確認できます。

第六消防方面救助救急訓練|撤収する隊員達
第六消防方面救助救急訓練|疑似コンクリート壁

そして雨の中、約1時間の救助救急訓練が終了しました。仮想駅の中が見えないので訓練参加者の様子から演習終了を認識しました。最後に訓練総括の場所へ参加者が移動していきます。
機材撤収の中に爆発現場で使われたであろう疑似コンクリート壁を確認できました。けっこうリアルな作りです。

第六消防方面救助救急訓練|消防救助機動部隊の救出救助車
第六消防方面救助救急訓練|消防救助機動部隊・救出救助車

訓練に参加した消防救助機動部隊の救出救助車。2020東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴う爆破テロ対策として導入された車両です。報道公開された時にはフロントガラスや灯火類に防護網が設置されていました。公道走行時などは取り外しているのでしょうか。

第六消防方面救助救急訓練|エアテントと救護所用フレームテント
第六消防方面救助救急訓練|畳まれた救護所用フレームテント

救護所として使用された救護所用フレームテントとエアテント。折り畳んでいるのはフレームテントですが、エアテントも同様の大きさに収納できます。可搬性と拡張性を併せ持つテントです。あの大きさのテントがこんなに小さくなるのかと思います。

第六消防方面救助救急訓練|ファーストエイド隊・電動トライク
第六消防方面救助救急訓練|ファーストエイド隊・電動トライク

こちらは今回の注目装備のファーストエイド隊、電動トライク。2020年の東京消防庁出初式で初一般公開され、国立科学博物館の文化財保護デー演習にも参加した最新装備です。

第六消防方面救助救急訓練|ファーストエイド隊と電動トライク
第六消防方面救助救急訓練|千住消防署の電動トライク

(株)光岡自動車の3輪電気自動車「Like-T3」を緊急車両にしたものです。250cc以下の側車付き二輪車として扱われるため車庫証明や車検、シートベルト、ヘルメットの必要がありません。なので佐川急便や日本郵政、観光協会などでも活用されています。また電気自動車のため排気がないので各地域の施設内でも使われています。
この大きさでも荷台には最大100kgの機材が載せられます。

第六消防方面救助救急訓練|電動トライクへの搭乗
第六消防方面救助救急訓練|撤収する電動トライク

注目装備ということもあり、演習後にはファーストエイド隊の隊員と電動トライクに大人から子供まで集まっていました。快く記念撮影にも応えてくれていました。こういう地道な広報から未来の消防官が誕生するといいですね。
以上、令和元年度 第六消防方面救助救急訓練 ~東京2020に向けて~ 東京消防庁 救助救急訓練の演習内容でした。

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