陸上自衛隊 下志津駐屯地 創設58周年記念行事
つつじ祭り

  • 実施:2013年4月29日(月・祝)
  • 場所:下志津駐屯地(千葉県 千葉市)
駐屯地開門

千葉県 千葉市に所在する下志津駐屯地で「創設58周年記念行事」が行われました。
航空機や誘導弾(ミサイル)などを迎撃する高射部隊を教育する高射学校が駐屯します。
最新の高射科装備が配備され、本州では珍しい87式自走高射機関砲もここでは見られます。

予定開門時間よりも早い8時40分頃に開門しました。
駐屯地警務所の隊員は陸上自衛隊として今となっては珍しい64式7.62mm小銃を携行。
逆に89式5.56mm小銃よりも珍しいかもしれません。
近隣の住民の方も多く来場され、「つつじ祭り」の名称でも行われています。
他の駐屯地祭よりも模擬売店は多数出店していました。

見学場所を確保してから少し駐屯地内を見てまわります。
隊舎裏には観閲行進に参加する誘導弾等の装備品が待機しています。
ホーク改03式中距離地対空誘導弾です。

本州で見られるのは珍しい73式装甲車です。
高射教導隊に配備されている装備で、訓練展示にも参加します。
現在配備されている車両は北部方面隊(北海道)に集中しています。

高射部隊の装備や戦前の史料が保管されている広報史料館です。
外には機関砲などの高射特科部隊の装備品が展示されています。
75mm高射砲と40mm自走高射機関砲など、退役した珍しい装備品が見られます。

記念式典・観閲式

10時10分部隊が式典海上に入場して来ました。
観閲式は10時30分から開始されます。

下志津駐屯地|部隊指揮官 下志津駐屯地|部隊指揮官

観閲部隊指揮官が1/2tトラックに乗車して入場。
部隊指揮官が部隊を整頓させて観閲式準備が整いました。

観閲式執行者となる駐屯地司令が登壇して部隊が整列します。
下志津の駐屯地司令は高射学校校長も兼任されています。
国旗も入場後に登壇、国歌吹奏で国旗に敬礼。

駐屯地司令の「巡閲」です。
部隊を確認していきます。

駐屯地司令の祝辞と国会議員の祝辞です。
今回、国会議員は多く来場されていて5名もいました。

観閲行進

観閲行進開始に先立ち、下志津駐屯地が警備・管轄する災害派遣地区の紹介です。
1/2tトラックに市区町村の旗を携行した隊員が搭乗しています。

それぞれの担任地区が紹介されました。

観閲行進開始 観閲行進の開始です。
まず高射学校で学ぶ自衛官候補生の紹介と候補生による行進です。
ここから観閲部隊本体の行進がスタート!
指揮官車両の82式指揮通信車と1/2tトラックが先導して行進が始まります。

高射学校ということで高射部隊の地対空誘導弾が中心に行進します。
左から81式短距離地対空誘導弾93式近距離地対空誘導弾03式中距離地対空誘導弾です。

地対空誘導弾ホーク改も3t半トラックに牽引されて行進。
米国との協定で機密事項の多いホーク改です。
みんながガンタンクと呼んで好きな人が多い、87式自走高射機関砲もいます。

空挺降下展示

観閲行進と音楽演奏の後、空挺降下が実施されました。
上空にCH-47Jが飛来しました。
約1500mからの降下です。

同じ千葉県内の習志野駐屯地から第1空挺団の隊員による降下です。
3名の空挺隊員が降下しました。
見事な着地で空挺降下が行われました。

対空戦闘訓練展示

状 況 開 始 !! 訓練展示の開始です。
敵部隊が飛行場エリアを占拠している様子。
まず、偵察オートバイによる偵察で状況を確認します。

オートバイに続き82式指揮通信車が進入。
敵の攻撃に対して車上の12.7mm重機関銃M2を射撃します。

オートバイの隊員も応戦します。
オートバイを盾に89式5.56mm小銃で攻撃します。
敵はかなりの火力を保有している様です。
オートバイの偵察部隊は離脱して、応援を要請します。

オートバイ離脱後に航空支援を要請された航空機が進入。
敵航空機による模擬航空爆撃です。
連絡偵察機LR-1を攻撃機として使用しました。
訓練展示に使用されるのは珍しいでしょう。

敵の火力に対して装甲化された部隊を投入します。
軽装甲機動車が進入してきました。
5.56mm機関銃MINIMIを射撃して前進。

73式装甲車も12.7mm重機関銃M2を射撃しながら進入してきました。
装輪式(タイヤタイプ)装甲車の運用が増えた陸上自衛隊では珍しい装備です。

こちらは装輪タイプの96式装輪装甲車です。
登場から敵陣地まで常に12.7mm重機関銃M2を撃ち続けていました。

敵の航空機に対応するため、高射特科隊の投入です。
93式近距離地対空誘導弾が進入してきました。

続いて87式自走高射機関砲が進入します。

81式短距離地対空誘導弾です。
その射撃統制装置も一緒に来ました。
そして最後に03式中距離地対空誘導弾です。

87式自走高射機関砲が辺りを警戒しています。
航空自衛隊のパトリオットシステムPAC-2も参加します。
起動し発射準備を整えます。
地対空誘導弾ホーク改はローダに乗せた誘導弾を発射機へ運びます。
発射機へ設置し発射準備をします。

03式中距離地対空誘導弾が発射準備をしています。
03中SAMは射撃時に後部誘導弾格納コンテナが垂直になるのが特徴です。
垂直にミサイルを打ち上げる事で、全方向の目標へ迅速に対応できます。

装甲車から降車した隊員が91式携帯地対空誘導弾を携行して対空監視しています。
対空警戒する隊員を小銃隊員が護衛しています。
この携帯式誘導弾を高機動車後部に搭載したのが、93式近距離地対空誘導弾です。

敵航空機が地上部隊を攻撃するために進入してきました。
この敵機に対して高射部隊が迎撃して対応します。
PAC-2、中SAM、ホーク改がそれぞれミサイルを発射して迎え撃ちます。

各発射装置から誘導弾が発射されました。
見事、進入してきた3機の敵航空機を撃墜しました。

続いて現れた敵機に対しても対応します
87式自走高射機関砲と93式近距離地対空誘導弾、携帯SAMの射撃。
近SANからスモークが上がり誘導弾が発射されました。

誘導弾が目標へと飛んでいきます。
重レッカに吊るされた敵機へ、手作り模擬弾が命中!
ターゲットと弾帯はハリボテですが、爆薬は本物です。
敵機を撃墜しました。

部隊の突撃に対しこちらも航空戦力の投入です。
OH-1AH-1Sコブラが飛来してきました。
部隊前進に対して野戦特科部隊による支援射撃も実施。
敵陣地に弾着しました。

部隊の突撃です。
銃撃を行い敵を一掃していきます。

AH-1Sコブラも70mmロケット弾による対地攻撃を実施。
敵陣地に損害を与えて面制圧成功!
このチャンスを逃すまいと部隊が突撃して敵を一掃
滑走路エリアを奪取し地上を制圧しました。

この様に地上部隊と航空機の連携で作戦が行われます。
以上で訓練展示終了です。 状 況 終 わ り !! 91式携帯地対空誘導弾を持った隊員の様子です。

装備品展示等

訓練展示後の会場で装備品展示が行われました。
高射特科の装備が主として展示されています。
訓練展示でも活躍していた87式自走高射機関砲と81短SAM射撃統制装置です。

訓練展示に参加していた航空機のAH-1Sコブラです。
木更津から来ていて、昨年話題になった木更津四姉妹のパネルが展示されていました。
木更津駐屯地祭ではこの記念塗装の「痛コブラ」が見られ、オリジナルグッズも売っていました。

対空射撃訓練展示という表示があったので見学してきました。
建屋内部の見学で敷設内部は撮影禁止でした。
訓練施設には大型スクリーンに航空機が現れ、12.7mm重機関銃で射撃する内容でした。
とても貴重で珍しい訓練施設と内容がみられました。
充実して内容が濃かった駐屯地創立記念でした。