陸自調査団 イベント報告2020年イベント

多摩消防署 旧富澤家消防演習
第66回文化財防火デー訓練

実施日時:2020年1月19日(日) 10:00~10:30 実施場所:多摩中央公園内 旧富澤家(東京都 多摩市)
多摩消防署 旧富澤家 文化財防火デー消防演習内容
多摩消防署消防演習|パルテノン多摩
多摩消防署消防演習|多摩中央公園噴水

大切な文化財を火災から守る目的で、毎年1月26日は「文化財防火デー」に定められています。1949年1月26日に世界最古の木造建築で貴重な奈良県 法隆寺金堂の壁画が火災で消失したことをきっかけに始まった運動です。
各地で重要文化財への防災訓練が実施されている中、2020年1月19日(日)に東京都 多摩市にある多摩中央公園内の重要文化財「旧富澤家住宅」で多摩消防署による消防演習が行われました。

多摩消防署消防演習|旧富澤家表門
多摩消防署消防演習|旧富澤家住宅

消防署、消防団の演習の様子は一般の方も見学が可能で、消防活動への理解を深めてもらう目的もあります。出初式の様に派手な内容ではありませんが、より現実的な隊員の方々の動きを間近で見られます。この日も住宅敷地内に入って見学させてもらえました。

多摩消防署消防演習|旧富澤家模擬火災発生
多摩消防署消防演習|多摩市職員初期消火

10:00から演習を開始。家屋から火災が発生した想定で模擬の煙が焚かれています。
旧富澤家住宅の管理職員の方が屋内から出てきて"火事だー!火事だー!"の掛け声。周囲の方々に伝えるとても大切な掛け声です。職員の方が消防署への通報とあわせて消火器による初期消火を実施。

多摩消防署消防演習|多摩市職員初期消火
多摩消防署消防演習|多摩消防署指揮車現着

住宅内には逃げ遅れた人がいる様です。消火を続けながら消防の到着を待ちます。
そこへ通報を受けた多摩消防署の先遣隊を乗せた指揮車が現着。消防団と連携して消火活動を始めていきます。

多摩消防署消防演習|先遣隊員現着
多摩消防署消防演習|火災状況の伝達

先遣隊の多摩消防署隊員が現場の状況を確認します。施設職員の方からも現状を把握していきます。逃げ遅れた人がいることも確認しました。

多摩消防署消防演習|多摩消防署ポンプ車現着
多摩消防署消防演習|多摩消防署ポンプ車現着

多摩消防署のポンプ車も現着。通常のオレンジ色の防火衣とは異なる黒い防火衣とゴールドのヘルメットを装着する特別消火中隊。多様化する火災へ対応できる専門知識と技術を持った精鋭達です。

多摩消防署消防演習|現場指揮本部開設
多摩消防署消防演習|現場指揮本部と消防隊・消防団

火災が起きている家屋から離れた場所に現場指揮本部を設置。ここで消防隊と消防団が情報を共有しながら現場の指揮をとっていきます。

多摩消防署消防演習|ポンプ車準備
多摩消防署消防演習|消防隊展開

ポンプ車にホースを連結。ポンプも稼働させて放水準備も始めます。現場へ入っていく隊員達も機材を確認して準備をします。火災現場までホースを延長。指揮者が各隊員へ指示をだしていきます。

多摩消防署消防演習|消防隊突入準備
多摩消防署消防演習|消防隊突入

要救助者を救出するためこれから火災が起きている家屋内へ突入していきます。内部を確認した隊員から"252発見"と聞こえてきました。逃げ遅れた要救助者が見つかったみたいです。

多摩消防署消防演習|要救助者救出
多摩消防署消防演習|搬送担架準備

助け出すため突入した隊員達が要救助者を抱えて出てきました。酸素ボンベと顔全体を覆う防火衣から緊張感が伝わってきます。消防団は搬送するための担架を準備して待機しています。

多摩消防署消防演習|搬送準備
多摩消防署消防演習|搬送準備

待機していた消防団が担架を持って前進。生存者を担架に乗せます。要救助者役として人形が使用されていましたが、実際の現場で意識のない人間を持ち上げるのはとても大変なことです。

多摩消防署消防演習|要救助者搬送
多摩消防署消防演習|放水準備

生存者を担架で搬送。医療機関で適切な処置が施されます。
救助が完了しましたが火災はまだおさまっていません。放水準備のためホースを展開しています。

多摩消防署消防演習|ホース延長
多摩消防署消防演習|指揮本部

消防隊、消防団ともに一斉放水の準備を開始。現場指揮本部でも準備の様子を見つめています。

多摩消防署消防演習|一斉放水開始
多摩消防署消防演習|消防隊一斉放水

放水開始!!
消防隊、消防団による家屋へ向けた一斉放水が開始されました。

多摩消防署消防演習|一斉放水
多摩消防署消防演習|消防団一斉放水

青空の中、天高く3本の放水の柱が伸びています。放水体験をしてみると分かりますが水の反動がスゴイです。

多摩消防署消防演習|一斉放水終了
多摩消防署消防演習|多摩消防署長の講評

放水ヤメ!の合図で一斉放水終了。以上で、通報、初期消火、指揮所開設、救出救助、一斉放水までの演習が終了となります。
演習の総括として多摩消防署長による講評。続いて消防団長、多摩市役所管理の方も一言述べられました。

多摩消防署消防演習|消防署・消防団ポンプ車
多摩消防署消防演習|東京消防庁 特別消火中隊

手前が、多摩消防署特別消火中隊のポンプ車。奥が多摩市消防団のポンプ車です。

多摩消防署消防演習|多摩市消防団ポンプ車撤収
多摩消防署消防演習|多摩消防署車両

演習終了後、公園に来ていた親子連れの子どもが消防車に乗せてもらっていました。将来、カッコいいい赤い車を運転してみたくなって消防士を目指すかも。

多摩消防署消防演習|旧富澤家表門とポンプ車
多摩消防署消防演習|多摩消防署ポンプ車

準備もそうでしたが撤収も迅速であっという間でした。地元ケーブルテレビが来ていたのでニュースで放映されたのかな。

多摩消防署消防演習|旧富澤家住宅
多摩消防署消防演習|くつろぎの広場概要

この施設は重要文化財として管理されてますが住宅内の見学も可能です。無料で通常は9時~17時まで開放。昔ながらの日本家屋をじっくりと見学できます。
明治天皇や皇族の方々が多摩の地で兎狩りなどで来られた際に、御小休所(ごしょうきゅうしょ)として使われていた建物です。美しい細工の欄間。囲炉裏やかまどなど。消防演習がなければ知り得なかった施設です。是非、見学に訪れてみて下さい。

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