イオンモール日の出で自衛隊防災フェア2023開催！
車両展示等イベントレポート

2023年1月29日(日)に、東京都 日の出町にあるイオンモール日の出で、東京地方協力本部による自衛隊防災イベントが開催されました。

イオンモール日の出は、JR五日市線の武蔵引田駅から徒歩で10分弱の場所にある商業施設です。
都内ですが、何もない場所に、突然広大なショッピングモールが現れる、少し地方感のあるところです。

施設に入って、モールの専門店街にある１階メインコートがイベント会場です。
メインコートに入ると、大きな自衛隊車両が２両見えてきました。

→「自衛隊防災フェア2023 in イオンモール日の出」のイベント情報はこちら

まずはこちらの車両から紹介します。
アンビの愛称で呼ばれている「１1/2t救急車（1ｔ半救急車）」です。

この救急車は、自衛隊車両としては珍しく、サイレンを鳴らして公道を走れる「緊急車両指定」を受けている車両です。

今回は、練馬駐屯地の第1後方支援連隊 衛生隊から展示に来てくれています。

災害派遣や有事の際の負傷者搬送に使われる衛生隊の車両です。
外観は無骨なトラックですが、内部を見ると生命維持装置等を備えるなど、ちゃんと救急車という感じになっています。

後部キャビンだけではなく、運転席にも入って見学や撮影等ができました。

この後部密閉式キャビンには担架を４床収容可能で、担架ラックを折り畳めば、８名も座って搬送することができます。

今回、展示用として心肺蘇生法の訓練人形が置いてあり、人工蘇生器ポータブルと接続されていました。

後部キャビンと運転席との間位の隔壁扉も空いていて、そのまま運転席の見学へ。
運転席と助手席との間には、板１枚下にはすぐエンジンがあるそうで、夏場などはエンジンの熱が下から上がってきて、運転席内は蒸し暑いとのことでした。

親子連れなどは、運転席に座って記念撮影をするなど、大人から子供まで楽しまれていました。

→「１1/2t救急車（1ｔ半救急車）」の詳細はこちら

続いてもう１両の展示車両がこちら。
第1後方支援連隊 本部管理中隊の「高機動車」です。

実は、1ｔ半救急車の足回りなどのコンポーネントは、この高機動車のものが流用されています。
開発コストを抑えたり、メンテナンス性の効率化のための工夫でもあります。

高機動車も後部荷台から車内へ乗車ができます。
この荷台部分のベンチシートは向かい合わせになっていて、計８名が乗車できます。
運転席とあわせると、１０名もの人員や機材等を輸送できるんですよ。

後部荷台だけではなく、運転席も乗車体験ができます。運転席には高機動車の運用心得の様なお言葉が！

「心にも、車にも、確実な輪止めで事故はなし」
「喚呼操縦は、無事故のための守り札」

→「高機動車」の詳細はこちら

広報イベントでは、車両展示の他にも、自衛隊による災害派遣等のパネル展示も実施。

長野県での野外入浴セットによる入浴支援。
リンゴ湯って香りでも癒やされそうで入ってみたいです。

当日は、トウチ君、さくらちゃんは来場されませんでしたが、パネルではいらっしゃいました。
前回のイオンモール日の出イベントでは、トウチ君と横田基地のハヤテ君が来ていましたね。

メインコートの大型ディスプレイでは、ブルーインパルスの映像放映も行われていました。
大きな画面でブルーインパルスの飛行展示を見ると迫力がありますね。

また、１４～３１歳の方限定で、自衛隊グッズ抽選会も実施されていました。
アンケート回答後にクジを引くと、自衛隊カレンダーやクリアファイルなどがもらえました。
是非、対象年齢の方は、次回のイベント時に参加してみてください。

モール内での開催ですと、２階から会場の様子が見られます。
車両に乗ったり、自衛官と話をしたり、パネルを見学したり。幅広い年代の方々が、自衛隊の活動に興味をもっておられました。

イオンモール日の出では、昨年７月にも福生募集案内所による自衛隊広報イベントを開催しています。
前回は、軽装甲機動車と地本キャラ来場、トークショーなどを行いました。

限られたスペースで、毎回、思考を凝らした展示を行ってくれています。
まだ、商業施設での広報イベントに行かれたことがない方は、一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。