装備品展示や音楽演奏を実施！
陸上自衛隊 勝田駐屯地 観桜一般開放2024

2024年3月30日(土)･31日(日)の２日間、茨城県 ひたちなか市にある陸上自衛隊 勝田駐屯地で、観桜一般開放イベントが開催されました。

当日は、敷地内のお花見の他、装備品展示、音楽隊演奏、資料館見学など、様々な体験ができます。
→「施設学校公式サイト」はこちら

桜の開花が遅れているため、一見、駐屯地内には桜は咲いていない様に見えます。
でも、よ～く観察してみると、チラホラとですがサクラを発見できました。
本当にサクラを探す散策の様で楽しかったです。

せっかく準備していただいたので、じっくりと施設科部隊の装備品を見学したいと思います。
展示装備品は、施設科部隊の教育を行う、施設教導隊の装備です。

こちらは、8輪のコンバットタイヤを装備した「96式装輪装甲車」です。

ウクライナ支援のため、供与もされている「1/2ｔトラック（73式小型トラック）」です。
三菱のショートパジェロを自衛隊仕様にしたオフロードトラックです。

機動力を活かした偵察や、災害派遣での捜索などにも活躍する「偵察用オートバイ」。
乗車をしての記念撮影で大人気でした。

海岸等への地雷敷設に使用され水陸両用車「94式水際地雷敷設装置」です。
車体後部を見えると、水陸両用車ならではのスクリューが確認できます。

(株)諸岡のキャリアダンプを自衛隊仕様にした「資材運搬車」です。
土砂を運搬したり、搭載されたクレーンでの吊り上げなどができるので、災害派遣でも活躍しています。

資材運搬車は、扉を取り外しての展示もしてくれました。
運転席には、Ｔ字のレバーがあり、これで前後左右の操作をします。

最大６０ｔの重車両を通過させられる架橋装備「91式戦車橋」です。
こちらは運搬車両から降ろされた橋体部分です。
端に置かれている、レンガの様に固められた土のうは、自衛隊ならではです。

91式戦車橋の橋体部分を歩いて渡ることができました。
運搬車両に搭載されて展示されていることが多いので、この様な体験ができるのは貴重です。

こちらが91式戦車橋の運搬車両です。
74式戦車の車体がベースになっています。
なんだか74式戦車を改造したカブトムシみたいですね。

茨城地方協力本部の広報ブースも出展されていました。
今回はなんと、茨城地本キャラクター「にゃっとら」も来場されています。
建屋内から特製運搬車両（台車）に乗っての登場です！
→「茨城地方協力本部サイト」はこちら

「にゃっとら」が立体化(？)されている姿を見るのは初めてです。
今回がデビューイベントだったという話も聞きました。
イメージイラストと比べても、再現性が良くて、とても可愛かったです。

広報ブースでは、募集相談員の方が作った模型展示、制服試着体験なども行われていました。

施設学校音楽隊による野外コンサートも開催。
両日、午前と午後に、異なる編成で野外演奏会が行われました。

午前の部は「トロンボーンユーフォニアム テューバ4重奏」
個人のスキルアップのため、小編成での演奏も時々行っているとのことです。

■演奏曲目
・スタンド･バイ･ミー
・魔女の宅急便メドレー
・川の流れのように
・旅立ちの日に
・YOASOBI「夜に駆ける」（アンコール）
・ドリームズカムトゥルー「未来予想図II」（アンコール）

午後の部は、施設学校音楽隊フルバンドによる演奏会。
強風の中でしたが、多彩な曲目で、お昼の一時を楽しく過ごせました。
演奏会の様子の一部ですが、動画をアップしておりますので、是非ご覧ください。

■演奏曲目
・YOASOBI「アイドル」
・ゆこぴ「強風オールバック」
・森山直太朗「サクラ」
・一青窈「ハナミズキ」
・初音ミク「千本桜」
・ジャンボリミッキー（アンコール）

防衛館（資料館）、エンジニアセンターの見学もできました。
防衛館（資料館）は、第2次世界大戦までの郷土部隊に関する史料を展示しています。
エンジニアセンターには、工兵の歴史や施設科の国際貢献活動などに関する資料が展示されています。

満開の桜の中での開催ではありませんでしたが、広報の方の思考を凝らしたイベント内容でした。
記念行事の時の様な混雑はなく、のんびりと見学や散策ができて楽しかったです。