陸自調査団 イベント報告2016年イベント

陸上自衛隊吉井分屯地 開設61周年記念行事
【記念式典・音楽演奏】

実施日時:2016年4月10日(日) 実施場所:陸上自衛隊 吉井分屯地(群馬県 高崎市)
記念式典

群馬県 高崎市に所在する、「陸上自衛隊 吉井分屯地」を訪れました。2016年4月10日(日)に「陸上自衛隊 吉井分屯地 開設61周年記念行事」が開催されました。
地方私鉄の上信電鉄にある、馬庭駅が駐屯地の最寄り駅で無人駅です。2両編成車両で路線バスの様に車内精算する、ローカルな鉄道で、もう少し電車に乗ると世界遺産の「富岡製糸場」の近隣の駅に着きます。

前日には、同じ群馬県の「相馬原駐屯地創設57周年」が行われました。同日の4月10日(日)には、第1師団の「練馬駐屯地創立65周年」が実施されています。
馬庭駅から10分程歩くと駐屯地正門が見えてきます。9時開門で、30分前には到着しましたが、まだだれも列んではいません。同時刻、練馬駐屯地では1時間以上前から、多くの方が列ばれていた様です。

御殿場の滝ヶ原駐屯地も同日でしたが、どうして吉井分屯地へ行く事にしたか。
それは、この駐屯地へ到着した部隊の訓練展示を見るためです。朝霞駐屯地に所属する「第102不発弾処理隊」による、不発弾処理訓練展示が行われるからです。
各駐屯地創立記念で戦闘や災害派遣展示を行いますが、不発弾処理はごく一部でしか行われていません。京都の桂駐屯地では行われている様で、朝霞の部隊なのにと思っています。

9時になり開門され、駐屯地内へ入りました。今年度は諸事情により野外売店が無く駐屯地内売店でのみ、お土産等を購入できます。
式典、訓練展示のための場所を難なく確保して、記念式典まで駐屯地内を散策します。
群馬の駐屯地ですが、隣接する長野地方協力本部も来ていました。こちらは長野地本キャラ「しんちゃん」で、女の子の「なのちゃん」という子もいます。
-しんちゃん・なのちゃん長野地本でのキャラクター紹介-

10時から記念式典が開始されるので、駐屯地所属部隊が入場して来ました。吉井分屯地は「関東の弾薬庫」と呼ばれる様に、誘導弾や砲弾などの弾薬が管理・保管されています。関東補給処吉井弾薬支処が置かれ、所在部隊により管理されています。
各部隊先頭には部隊長が立ちますが、半分は女性隊員が受け持っている様です。
管理・監督等の業務を行うのは、やはり女性の方が向いていると思います。

観閲指揮官が部隊を整列させ、執行者である駐屯地司令へ敬礼を実施。創立記念行事の式典が始まりました。
駐屯地司令が式台に登壇し、祝辞を述べられました。日本周辺を取り巻く情勢や、近年多発している大規模災害などに触れています。

駐屯地司令の祝辞後には、来賓の祝辞です。衆議院議員・福田議員、県議会議員・橋爪議員、高崎市長代理の順で述べられました。
この後、祝電披露と続いて記念式典は終了です。小さい分屯地なので観閲行進などは行われず、次の催し物へと移ります。

式典参加部隊も駆け足で会場奥へと離脱します。続いて第12音楽隊による音楽演奏です。

音楽演奏|第12音楽隊

会場奥から楽器を携帯した陸上自衛隊 第12音楽隊が入場します。この音楽隊は群馬県の相馬原駐屯地所属で第12旅団の音楽隊です。
前日に相馬原駐屯地創立記念行事が行われたので2日続けての演奏披露になります。音楽隊隊員自ら椅子や指揮台を準備しています。

演奏に先立ち第12音楽隊隊長が挨拶されました。音楽隊フルバンドでの演奏なので、とても聴き応えがあります。
演奏会司会により、曲目と内容説明が行われ、演奏が始まります。全5曲程の、行進曲やマーチなどを演奏されました。

演奏曲目
  1. トランペット吹きの休日/ルロイ・アンダーソン
  2. 行進曲「美中の美」/ジョン・フィリップ・スーザ
  3. 行進曲「アメリカ野砲隊」/ジョン・フィリップ・スーザ
  4. 行進曲「国民の象徴」/エドウィン・バグリー
  5. 行進曲「星条旗よ永遠なれ」/ジョン・フィリップ・スーザ
トランペット吹きの休日/ルロイ・アンダーソン

行進曲「星条旗よ永遠なれ」/ジョン・フィリップ・スーザ

各楽器のソロや演出により盛り上がっていました。第12音楽隊隊員の方々ありがとうございました。続いて不発弾処理訓練展示が始まります。