2022年こどもの日イベント
けやきウォーク前橋 自衛隊･警察車両展示を開催

今年は、コロナ禍になってから蔓延防止等の制限がない初めてのゴールデンウィークです。
2022年5月5日(木･祝)のこどもの日には、自衛隊による広報展示イベントが各地で開催されています。

群馬県 前橋市にあるショッピングモール「けやきウォーク前橋」でも、陸上自衛隊・警察による車両展示イベントが開催されました。

JR前橋駅から徒歩15分程の場所にあるモールで、私は10:30に到着しましたが、すでに多くの方々が会場にお越しになっていました。
→「けやきウォーク前橋 自衛隊･警察車両展示」のイベント情報はこちら

けやきウォーク前橋では、2021年12月19日(日)にも「自衛隊Presents車両･広報展示」として自衛隊イベントが開催されています。
ですが、新型コロナウイルスの感染拡大で規模縮小で小型トラックのみの車両展示だった様です。

それもあってか、今回のイベントは開催前から期待が高く、ネットニュースにも復数掲載されるほどでした。

写真からもわかる通りイベントは大盛況。
マスク着用や消毒液の設置など、感染対策を徹底して開催されています。
親子連れ、緊急車両好き、買い物のついでに立ち寄ったなど、常にお客さんがいる状態でした。

では、展示内容を紹介していきます。
まずは、陸上自衛隊の車両から。

こちらは「軽装甲機動車」です。

軽装甲機動車（LAV）は、小松製作所製の小型装甲車で、災害派遣時にも瓦礫を乗り越えて捜索活動などに活躍しています。

こちらの装甲車には乗車はできませんでしたが、車内がどうなっているか気になっている方が多かったです。
LAVの車内は意外と広く、クーラー付きで夏場も快適です。
後部ラックなどにも機材等を載せられるので積載力もそれなりにあります。

こちらは「高機動車」です。
ニュース映像、駐屯地周辺道路、一般道を走っているなど、軽装甲機動車よりも見る機会が多いのではないでしょうか。

高機動車は装甲の施されていない中型のトラックで、トヨタのメガクルーザーを自衛隊仕様にした車両です。
後部には人員や物資などをたくさん積めて、小型トレーラー等を牽引することもできます。

高機動車は乗車体験が可能で、運転席、後部席ともに乗車できました。
後部座席に家族で乗って記念撮影される方が多く、乗車待ちの列もそれなりにできていました。
隊員の方が撮影サービスしてくれる様子も見られました。

今回の車両展示は、群馬県 榛東村にある「陸上自衛隊 相馬原駐屯地」から支援に来ています。
車両に記載された「12偵」とあるのは、相馬原駐屯地所在の「第12偵察隊」です。
防衛任務や災害派遣の際に、情報収集する機動力に優れた部隊です。

「1/2ｔトラック」です。
73式小型トラックと呼ばれていた車両で、三菱のパジェロを自衛隊仕様にしたものです。
この車両も運転席、後部座席ともに乗車できました。
自衛隊で一番多くみられる車両ではないでしょうか。

後部荷台部分にも2名が向かい合わせに座れる様、折りたたみ式の座席が備わっています。
運転席、後部座席、補助座席で、最大6名まで乗れます。
この小型車両でもかなりの運搬能力があります。

各所との連絡のため無線機も備わっています。
車両前後に長いアンテナが備わっていたのに気が付かれたでしょうか。無線機用のアンテナです。

また、運転席のドアには小銃を固定できるラック（銃架）もあります。
小さな車両ですが、車内空間を効率的に使っているのがわかります。

災害発生時、各市区町村等の役所や災害対策本部へ、LO（連絡調整要員）を派遣するのにも使われる汎用性のあるクルマでも。

こちらは「偵察用オートバイ」。
車体に部隊名の記載が無いので、広報用の車両かもしれません。

バイクにまたがって記念撮影や乗り心地をたしかめる方も多かったです。

このオートバイ。ナンバープレートの記載に気が付かれたでしょうか。
「11-5040 ～いい こうほう～」

群馬地方協力本部の広報活動は、最近、とてもアクティブ。
なので、言葉だけでなく、実際に、良い広報（いい こうほう）なのかも。

車両展示以外にも、いろいろな体験も「群馬地方協力本部」の広報ブースで出来ました。
自衛官になりたい方、自衛隊に興味のある方が、説明を受けたりアンケートに答えている様子もみられました。

ブースには、試着体験用の制服もあり、子供達が制服を着て車両前で記念撮影している姿も。
会場では、制服や迷彩服を着た、かわいい自衛隊員さんがいっぱいいましたよ。

群馬地方協力本部の素敵なポップが各所にあったので、是非、紹介したいなと思います。
制服試着のポップも両面でデザインが異なり、風鈴調の「自衛官募集中」のポップも素敵です。
イベント当日の気温にもちょうどあっていました。

こういう手作りの展示。私は嫌いじゃないです。

そしてこちらが「南極の氷」です。
海上自衛隊の砕氷船「しらせ」が南極から持って帰ってきた氷です。

学術調査用と広報用で採取する氷の深度が違うそうです。
実際に氷に触れる事もできました。

どこかで南極の氷が展示されていましたら、是非、耳を近づけて空気の弾ける音を聞いてみてください。

今回のイベントでは、自衛隊の展示とあわせて「群馬県警察」も車両展示を行いました。
警察のパトカー、白バイも乗車体験可能でした。

群馬県警察のパトカーです。
パトカーは大人の男性人気が高かった様に感じます。

自衛隊のオートバイもかっこいいですが、白バイも素敵ですよね。
自衛隊にも、警務隊が白バイを装備していて、ホンダ製、新型のヤマハ製の2種類があります。

こういうイベントが少しずつですが増えてきています。
まだ、マスク着用などの対策を徹底して、感染が広がらない様に注意しながらですが。

けやきウォーク前橋に行くの初めてでした。
また、開催される時は是非行きたいなと思っています。

次回は、自衛隊、警察、消防がそろってイベントを開催してほしいですね。
群馬地本キャラ「だるまん」もミニサイズではなく、動いてくれるだるまんにも会いたいな。

イベント会場の様子は少しでも伝わったでしょうか。
今後も、自衛隊、消防、警察、防災などのイベントを「陸自調査団」でお知らせしていきます。