草加マルイで自衛隊防災フェス2023開催！
高機動車等展示イベントレポート

2023年2月11日(土)･12日(日)の2日間で、埼玉県 草加市にある草加マルイを会場に、埼玉地方協力本部による自衛隊防災イベントが開催されました。

東武鉄道伊勢崎線（東武スカイツリーライン）の草加駅を出ると、すぐに草加マルイが見えてきます。
マルイに向かって歩いていくと、店舗前に人だかりが！
こんなところに自衛隊車両がある！という感じで人が集まっています。
→「防災フェス2023 in 草加マルイ」のイベント情報はこちら

会場に着いたのは10:00頃で、草加マルイの開店時間は10:30。
開店前から自衛隊車両の周りには見学されている方々がいっぱいいました。

イベントも開店にあわせての開催でしたが、乗車してみたい子供たちには隊員の方々がやさしく対応して乗せてくれていましたよ。

その乗車体験ができるのが、こちらの「高機動車」です。

大宮駐屯地から第32普通科連隊が車両展示に来てくれています。
幌や扉が付いていますが、屋根もドアも外して解説図の様な状態で走行することもできます。

せっかくなので乗車体験してみました。
後部荷台に上がると、向い合せのベンチシートが設置されています。

折りたたみ式なので、畳んでしまえばオートバイなども積み込めたりします。ちなみに後部荷台には８名が乗車可能です。

荷台と運転席の間に、見慣れないラックが設置されています。
これ、駐屯地の器用な隊員がDIYで自作した「ガンラック（小銃ラック）」だそうです。

演習場へ移動する際など、89式5.56mm小銃を携行しているよりも安全に管理できて良いみたいです。
ちゃんと固定して鍵も掛けられる様になっています。

ガンラックだけではなく、車内に張ってあるネットも隊員達が設置したものです。
自衛隊って個人装備もそうですが、各自で使いやすく工夫しているのを良く見ます。

運転席や助手席にも乗車できます。
大人も子供も運転席に座って、記念撮影されている方々がけっこういました。
フロントガラスが反射してしまって、なかなか上手く撮るのは難しかった様ですが。

１階店頭には、スタンプラリーのスタート地点もあります。
館内３箇所を巡って、陸海空の装備品スタンプを押していきます。
１箇所目は店頭、２箇所目は１階フードコート、そして３箇所目は、第２会場の７階イベントスペースです。

それでは７階のイベント会場へ行ってみましょう。

７階までエスカレーターで登り、案内に従ってすすむと第２会場が見えてきました。
開店して間もないですが、すでに多くの来場者が会場に来ています。

埼玉地方協力本部のキャラクター「サイポンJr.」もいらっしゃいました。

イベント会場の展示を見ていきましょう。
壁側には「自衛隊の災害派遣パネル」が展示されています。

台風19号や御嶽山などへの災害派遣が写真で見られます。
2019年10月の台風19号への派遣には、千葉県の館山まで第32普通科連隊（大宮駐屯地）が救助や修繕支援等に行かれています。

パネル展示を見ながら奥へ進むと「偵察用オートバイ」が！７階まで運んできてくれたのですね。

この会場のフォトスポットです。
バイクにまたがって記念撮影をされる方、自衛隊のバイクはどんな特徴があるのかなどを聞いている方など。
やっぱり見学だけではなく、体験できるスポットがあるだけで、会場の活気が違ってきます。

こちらは「人命救助個人用セット」です。
人命救助セットというコンテナに、各個人が携行する個人用救助装備が多数入っています。
災害派遣時に、コンテナごと車両で持っていったり、駐屯地から各人が装備して被災地へ向かったりします。

この缶詰とレトルトパックは、演習時や災害派遣の際に隊員が食べる「戦闘糧食」です。
現在は缶詰タイプはほとんど使われていない様です。
（食べた後に缶がかさばる等）
レトルトは種類が豊富で、カレーや牛丼、鯖煮などなど。
訓練では冷たいまま食べることが多い様ですが、袋状のヒーターで加熱して、温かい食事をとることもあります。

こちらがスタンプラリーの台紙です。
このイベントスペースで最後の捺印をすると、ハズレなしのクジが引けます。

卓上カレンダーや12枚綴のカレンダーなど、自衛隊カレンダーの大放出イベントでした。

自衛隊車両展示や乗車体験、パネル展示、スタンプラリーなど。
戦闘糧食や個人装備などは、置いてあるさけではなく、もう少し見せる工夫がされていると良かったかなと感じました。

駐屯地や基地行事だけではなく、市街地での広報イベントもとても楽しいので、行ったことがない方は是非、足を運んでみてください。