丸井吉祥寺店で防災フェス2023開催
自衛隊が車両展示や防災体験を実施！

2023年3月11日(土)･12日(日)の2日間、東京都 武蔵野市にある丸井吉祥寺店で防災フェス2023が開催されました。
2023年3月11日(土)は、武蔵野消防署による煙ハウス等の防火防災体験を実施。

2023年3月12日(日)には、自衛隊から小型トラック等の車両展示や装備品展示、店内での衛生隊員による応急法体験会などが行われました。

丸井吉祥寺店は、JR吉祥寺駅の公園口から徒歩1分位の距離にあります。
丸井の横の路地を進むと井の頭公園に行けるので、公園までの通り道として、非常に人の流れが多いです。

→「防災フェス2023 ＠丸井吉祥寺店」のイベント情報はこちら

丸井吉祥寺店に着くと、店頭で自衛隊の車両展示が行われていました。
展示用のエリアではないので、展示スペースとしては狭いです。
展示イベントをする時だけでも、巨大な植木を移動できればいいのですが。

丸井吉祥寺店で、自衛隊が展示するのは初の試みとのこと。
丸井の店頭に自衛隊車両が停まっている光景が、いい意味で違和感があります。

今回は、第1後方支援連隊 本部管理中隊の 1/2ｔトラック（73式小型トラック） が展示されました。

車両に乗車しての記念撮影だけではなく、自衛隊の制服や迷彩服を着ての撮影もできました。
店頭には小型トラックの他に、偵察用オートバイ も展示されていました。

展示は店頭だけではなく、1階 防災フェス会場でも行われていました。
自衛隊の訓練や装備品が疑似体感できるVR体験、装備品展示、パネル展示など。
自衛隊の説明を聞いたり、体験ツアー申し込みなどもできました。

こちらはイベント会場壁面に展示されていた写真パネルです。
自衛隊の食事（戦闘糧食等）や災害派遣などの記録が詳細情報と共に展示されています。

個人用装備なども展示されています。
ただ置いてあるだけではなく、マネキンに着せているのが装備として分かりやすくていいですね。
色々な装備や制服などをマネキンに着せて並べても素敵かも。
航空機用のヘルメットも展示されていましたよ。

このレトルトパックは「戦闘糧食Ⅱ型」
自衛隊員が訓練や災害派遣等で食べている非常食です。
カレーや角煮、やきとり、肉じゃがなど、レパートリー豊富です。
ちなみに、戦闘糧食Ⅰ型は缶詰タイプです。

それとこちらの背嚢がレスキューリュックで、先程の個人用装備と共に装備して災害派遣に向かいます。

自衛隊ブースでは、装備品等の展示だけではなく、体験イベントも行われました。
現役の衛生隊員が応急法をレクチャーしてくれます。

まずは、人体の血液についてのお話です。
救護するためには、身体のことを理解していないと適切に対処できません。

身体から血液が1/3～1/4流れ出てしまうと気を失ってしまいます。
体重の1/13、65kgの人で5Lだそうです。

それでは実践です。
最初に、応急包帯により患部を直接圧迫する「直接止血法」です。

この方法は相当量の出血がある場合でも効果的です。
患部に包帯を巻いた後に、患部を心臓より高い位置に上げるとより効果を得られます。

続いて、止血帯を使用した「間接止血法」です。
吹き出す様な出血や腕や足などを切断してしまった場合に用いる方法です。

患部を直接圧迫した後に、出血部の血流を止めるために行います。

止血帯を巻いた後に、付属の棒を回して締め付けます。
患部のすぐ近くで巻かずに、腕や足の付根で縛るのが肝心です。

脈拍を測って完全に血流を止めるまで締めると、非常に痛いそうです。
腕などが壊死しない様に、止血帯で止めるのは2時間位が限度だそうです。
止血帯にも時間を書ける様になっています。

止血帯や包帯がない場合の応急法も教えてくれました。
手ぬぐいやハンカチなどを使って間接止血します。
輪っかを作って、そこに棒や指などを入れて回せば血流を止められます。

これらの方法を知っていれば、災害時だけではなく、登山などでの万が一の事故などでも役に立ちます。

自衛隊ブースの隣では、丸井吉祥寺店の防災フェスが開催されています。
防災用品を実際に見て・触って・試食などもできるイベントです。

個人的には、折り畳めるソーラーランタンも興味がありましたが、吉野家の缶飯が一番気になっていました。
実際に買って食べてみましたが、さすが吉野家の牛丼という味でした。
豚丼、塩サバ丼も美味しかったですよ。

丸井吉祥寺店では、3月と9月にこの様な防災イベントを開催されているそうです。
次回、9月開催時も自衛隊の展示を楽しみにしています。
今回は自衛隊と消防でしたが、自衛隊、消防、警察で3日間開催というのもいいかもですね。