平成26年度 第1空挺団 降下訓練始め
【開門･試験降下】

千葉県 船橋市に所在する陸上自衛隊 習志野演習場で、年初恒例の「平成26年度 第1空挺団 降下訓練始め」が実施されました。8:00に演習場が開門され、入り口でセキュリティチェックを受けます。その後、徒歩又はシャトルバスで演習場エリアまで移動します。

演習場エリアまで移動する間にも、訓練に参加する航空機が飛来する様子が見られます。訓練にも参加して車両を搭載したり火砲を吊り下げる大型輸送ヘリCH-47Jが着陸します。

演習で敵部隊への対地攻撃を行う対戦車ヘリAH-1Sコブラも上空を通過。演習場エリアまでの移動の間も楽しめます。

コブラは木更津駐屯地の第4対戦車ヘリコプター隊から飛来しています。樹木の生い茂る中へと着陸していきます。

多用途ヘリUH-1Jも会場へ飛来。着陸のため低く飛行しているので機体下部の吊り下げフックもよく見えます。

こちらのUH-1Jハンターは、機体側面にドアガン搭載用の銃座も確認できます。演習でも上空から12.7mm重機関銃M2による支援射撃を実施します。

純国産の観測ヘリコプターOH-1も森の中へと着陸していきます。演習でも高い機動力を生かした活躍が見られます。

観測ヘリコプターOH-6Dもやってきました。"空飛ぶタマゴ"も頑張って飛び回ってくれます。

入り口から15分程歩いて演習実施エリアまで移動していきました。空挺教育隊、特科大隊、後方支援隊など演習参加部隊の"のぼり"がたくさん。会場の端の方にはグッズや飲食の野外売店も出展しています。

演習では実弾は使用されませんが空砲などの火薬が使用されるため、乾燥した野原に火が付くことがあります。延焼防止のために除染車3形で散水しています。
報道もたくさん来ています。降下訓練始めは年初恒例のということでテレビのニュースでもながれる自衛隊行事です。

演習想定が離島防衛ということもあり、敵潜水艦へ攻撃参加するP-3C対潜哨戒機も上空に見られます。海上自衛隊 下総航空基地からやってきています。

天候が良くても上空の風や強すぎるなどで降下できない場合もあります。そのため演習開始前に"試験降下"が行われます。この降下で問題がなければ訓練でも多数の隊員による空挺降下が見られます。
UH-1Jからテスト降下員が跳び出しました。

試験降下開始!跳び出してすぐにパラシュートが展開。696MI空挺傘が開いてゆっくりと降下してきます。

降下した空挺隊員が地上へと到達。巧みな操作で無事に着地に成功しました。

続いて大型輸送ヘリCH-47Jからの連続した降下を実施。機体後方から空挺隊員達が跳び出していきます。

次々と跳び出して降下傘が展開。降下!降下!!降下!!!

連続した降下により上空に多数の空挺傘が確認できます。この後の輸送機からの降下では、もっとたくさんの連続降下が見られます。

続いてもう1機、チヌークが飛来してきました。こちらからも連続した降下が行われます。

降下!降下!!降下!!!

696MI空挺傘がきれいに開いています。

大型ヘリからの連続した降下が無事終了しました。試験降下が終わり、この後来賓を迎えて演習が開始されます。

降下訓練始め：その2「来賓来場･空挺降下」に続きます。