古河駐屯地創立59周年・第1施設団 創隊52周年記念行事
[戦闘訓練展示・装備品展示等]
実施日時:2013年6月2日(日)
実施場所:陸上自衛隊 古河駐屯地(茨城県 古河市)
アトラクションの最後となる模擬戦闘訓練展示が開始されます。
状況開始!
敵部隊が占拠しているエリアを奪還するため、まず陸上自衛隊のレンジャー部隊が投入されます。敵情を把握するためにUH-1Jが上空を旋回して、航空偵察を実施しています。
航空偵察で状況把握後、敵に気づかれない様にレンジャー隊員を乗せたUH-1Jが隠密で進入して来ました。
UH-1Jからロープが投下されレンジャー隊員が地上へと降下していきます。固定されていないロープで安定して降下するには、高い技術が必要なのでレンジャー資格を持つ隊員でないと行えません。普通科部隊の中でも厳しい訓練をくぐり抜けてきたエリート達です。
降下して地上に着いたレンジャー隊員が小銃を構えて敵の様子を警戒しています。
レンジャー隊員達は敵情を知るため、さらに敵陣地奥深くへと前進。隊員を降ろしたUH-1Jは反撃を避けるために、速やかに離脱します。
先行のレンジャー隊員に続き、さらに地上からの詳しい状況把握のための偵察行動を開始。機動性に優れた偵察オートバイが進入!
偵察部隊を発見した敵陣地の重機関銃座から攻撃を仕掛けてきました。激しい12.7mm重機関銃M2の射撃に対し、偵察隊員はオートバイを盾にして小銃で応戦。
敵は重機関銃を中心とした火力で陣地を守っています。状況を把握した偵察隊員は応援を要請して離脱を開始。
機動性に優れているオートバイですが戦闘にはむいていません。偵察オートバイが離脱するスキを作るために機関銃を搭載した1/2tトラックによって援護します。
敵情報告を受けた作戦本部では制圧作戦プランを構築。まず作戦本部や前線部隊への敵航空機による脅威に対して、高射特科部隊の対空警戒の指示を出します。
03式中距離地対空誘導弾が対空警戒のため射撃準備を開始しました。03式中距離地対空誘導弾の発射機と、レーダー装置がそれぞれ展開を開始しています。
敵陣地へ向けて前進する車両部隊の投入に先立ち野戦特科による支援射撃が実施されます。155mm榴弾砲FH-70による支援射撃が開始されました。
FH-70が射撃を開始、初弾弾着5秒前!弾~着~、今!! 敵陣地前方への弾着を確認。
続いてFH-70による連続した射撃を実施。弾~着~、今!!
敵陣地の前衛部隊への損害は甚大で重機関銃座の敵要員が後退していきました。
前進する部隊を妨害する、敵陣地前方の地雷原を無力化します。障害処理のため、91式地雷原処理車が進入、地雷原処理ロケット投射準備を開始。
後部コンテナより処理ロケットが発射されました。ロケットに接続された爆薬を起爆して地雷原を無力化しました。
装甲車化小銃小隊の前進が始まりました。96式装輪装甲車が、12.7mm重機関銃M2を射撃しながら進みます。
前進する96式装輪装甲車が敵の即席爆弾トラップで損傷。仕掛けが爆発し、前進が妨害されました。
足止めに合っている部隊へ敵要員が向かってきました。車両から下車した隊員が近接格闘戦闘により迎え討ちます。敵の攻撃をかわして投げ飛ばし、ねじ伏せます。
打撃武器やナイフで武装した敵要員も登場。武装した相手へも素手による戦闘で倒していきます。
近接戦闘では、1対1だけではありません。集団で襲い掛かって来られても、冷静に対応して倒します。後ろから襲われても、背負投で投げ飛ばします。
敵に馬乗りにされマウントを取られても下から三角絞めで締め上げます。締めから体勢を変えて、ねじ伏せます。敵要員を掃討した様です。
普通科部隊の前進が再開されます。前進する部隊への突撃指示が出されました。FH-70による部隊への突撃支援射撃も実施されます。
敵陣地に支援射撃の最終弾が着弾。弾~着、今!! 敵も前進して来る部隊へ、重機関銃で迎え撃ちます。
重機関銃掃射を避けながら、装甲車化部隊は前進!敵陣地前に到着した96式装輪装甲車後部から、小銃小隊が降車。小銃小隊による下車戦闘が開始されました。
敵陣地で戦闘する隊員を、後方からも援護します。敵陣地を取り囲み、小銃で敵を一掃していきます。
89式5.56mm小銃を掃射して、敵を無力化。
重機関銃、小銃携行の敵要員共に掃討しました。
敵陣地の制圧に成功しました。普通科、野戦特科、高射特科、航空科の連携により作戦が行われます。以上で戦闘訓練展示は終了です。 状況終わり!!
訓練展示にも参加した航空機が装備品展示のため広場に着陸します。
航空偵察を行ったUH-1Jと対戦車ヘリコプターAH-1Sコブラが着陸。航空機は装備品展示でも人気があります。
装備品展示では、古河駐屯地以外の様々な装備も展示されます。
支援射撃を行った155mm榴弾砲FH-70、障害処理をした92式地雷原処理車など。化学科部隊から、NBC偵察車も来ていました。
~81式自走架柱橋の架橋展示~ 装備品を見学している中で、81式自走架柱橋の架橋動作展示が行われていました。31/2tトラック後部に、架柱のある橋を搭載しています。車体が後方へ倒れないために、後部アウトリガーを展開。
橋節部分が横へ広がっていきます。正常な動作と安全確認を行い橋節上部からも確認しています。橋節拡張完了後に、固定のため側面に安全ピンを挿します。
後方へ橋節部分が伸びていきます。一段目が拡張完了すると折りたたまれている二段目が伸びてきます。橋節が完全に拡張した状態が、3枚目の画像です。
橋節先端部分に付いている架柱を、地面の架柱土台へ繋げます。架柱が降りて来る場所に、土台を合わせて接続。約20分程で74式戦車級の重量の車両を通過可能な橋が架けられます。
81式自走架柱橋の隣に道路障害作業車も展示されています。敵の進入を妨害する障害を設置する、施設科の装備です。
模擬売店や子供広場、戦車フアフアなどもありました。施設部隊中心の駐屯地創立記念祭で混雑の少ない感じで見られました。
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