陸自調査団【噂の駐屯地食堂メニュー:東部方面隊

十条駐屯地「豆腐のからし焼き」

十条駐屯地「豆腐のからし焼き」

古くは東京オリンピックの年にあたる1964年発祥の料理。王子製紙(現:日本製紙)を始めとする製紙工場で働く人々の胃袋を支えてきたローカルフードです。十条、東十条駅周辺には、"豆腐のからし焼き"を提供している店舗もありますのであちこち食べ歩くのもオススメです。

  1. 十条駐屯地「豆腐のからし焼き」
  2. 十条駐屯地「豆腐のからし焼き」
  1. 十条駐屯地「豆腐のからし焼き」レシピ
  2. ※レシピ出典:陸上自衛隊
十条駐屯地「豆腐のからし焼き」

材料(1人分)

  • ・木綿豆腐:150g
  • ・豚バラスライス肉:100g
  • ・ニンニク:5g
  • ・根生姜:3g
  • 調味料
  • ・醤油:10g
  • ・料理酒:10g
  • ・砂糖:5g
  • ・みりん:5g
  • ・豆板醤:2g
  • ・甜麺醤:5g
  • ・きゅうり:30g
  • ・長ネギ:20g
  • ・七味唐辛子:適量

閉じる

十条駐屯地「豆腐のからし焼き」

作り方

  1. 豚肉をニンニク、生姜と共に炒める。
  2. 調味料、豆腐を入れて煮る。
  3. 豚肉が柔らかくなり、豆腐にも味がしみたら完成。

※ポイント
からし(唐辛子)と、ニンニクを効かせた甘辛味でご飯が進みます。
お好みで七味唐辛子をかけると更にパンチの効いた味になります。

閉じる

「豆腐のからし焼き」調理の流れ

豆腐のからし焼き:豆腐のからし焼き材料豆腐のからし焼き:豆腐のからし焼き材料

今回は、十条駐屯地の人気食堂メニュー「豆腐のからし焼き」を作ってみました。

十条駐屯地は補給統制本部がある駐屯地です。陸上自衛隊の"兵站の要"で食べられている自衛隊ご飯を体験してみます。

材料を見ると、挽き肉が豚バラ肉になった麻婆豆腐の様なイメージをもちます。豆腐と豚肉、あとは薬味と調味料があれば作れるコスパメニューです。

豆腐のからし焼き:豆腐のからし焼き材料豆腐のからし焼き:豆腐のからし焼き材料

■レシピ掲載材料(1人分)
木綿豆腐:150g、豚バラスライス肉:100g、ニンニク:5g、根生姜:3g、醤油:10g、料理酒:10g、砂糖:5g、みりん:5g、豆板醤:2g、甜麺醤:5g、きゅうり:30g、長ネギ:20g、七味唐辛子:適量
※"きゅうり"を"ピーマン"に変更して調理しました。
※調理手順の画像は2~3人分を材料を使用して作っています。

豆腐のからし焼き:材料・生姜豆腐のからし焼き:材料・生姜

まず、材料を切っていきます。

生姜(しょうが)の皮を剥きます。
包丁で皮を剥こうとすると厚めに切り取ることになります。私はいつもスプーンで削り取っています。この方法だと無駄になる部分が少なくてすみます。

豆腐のからし焼き:生姜を切る豆腐のからし焼き:生姜を切る

生姜を切ります。

レシピに切り方まで書いていなかったので、麻婆豆腐と同じ様に"みじん切り"にしました。

豆腐のからし焼き:材料・ニンニク豆腐のからし焼き:材料・ニンニク

次はニンニクです。
ニンニクは大きさにもよりますが、1片が約5gです。

ニンニクは、両端を2mmmほど切り取ると皮がスッと剥けます。

豆腐のからし焼き:ニンニクを切る豆腐のからし焼き:ニンニクを切る

ニンニクを切ります。

ニンニクも生姜と同じ様に"みじん切り"にします。

豆腐のからし焼き:輪切り唐辛子豆腐のからし焼き:輪切り唐辛子

レシピのポイントでは「からし=唐辛子とニンニクを効かせた甘辛味」とあります。
後がけの七味唐辛子は載っていますが、唐辛子の記載はありませんでした。

調味料の豆板醤を唐辛子としているのかもしれませんが、ピリ辛感を出したいので唐辛子を入れてしまします。
時短ということで、すでに刻まれている"輪切り唐辛子"を使いました。スーパーで1袋 98円くらいで売っています。

豆腐のからし焼き:刻んだ材料豆腐のからし焼き:刻んだ材料

こちらが刻んだ、生姜、ニンニクと輪切り唐辛子です。

みじん切りの大きさによって、食べた時の食感もかわってきます。生姜やニンニクのシャリシャリとして食感を味わいたければ大きめに刻むといいですよ。

豆腐のからし焼き:食材:長ネギ豆腐のからし焼き:食材:長ネギ

長ネギです。

ネギは食感や風味が良くなるので、多めに入れたいです。好き嫌いもあるのでネギの量は好みで調整してください。

豆腐のからし焼き:ネギ粗みじん切り豆腐のからし焼き:ネギ粗みじん切り

レシピ完成写真だと、最後に白髪ねぎをのせています。

ですが、ネギ好きのアレンジとして粗みじん切りにして、炒める時にネギ油にしたいと思います。麻婆豆腐などの中華料理でもよくやりますが、香りや風味が良くなります。

後乗せ白髪ネギだけでいいという方は、こちらは飛ばしてください。

豆腐のからし焼き:白髪ネギ豆腐のからし焼き:白髪ネギ

ネギを白髪ねぎにします。

ネギの白い部分を縦半分に切って、細切りにしていきます。
白髪ネギは料理完成後にトッピングとしてのせます。

豆腐のからし焼き:豆腐のからし焼き:木綿豆腐

メイン食材の1つ"木綿豆腐"です。

スーパーで売っている、350g 78円くらいの普通の木綿豆腐です。豚バラと炒めるので、絹ごしだと崩れてしまいます。崩れた豆腐もそれはそれで美味しいので、今後、絹ごしで試してみても良いかもしれません。

豆腐のからし焼き:木綿豆腐を切る豆腐のからし焼き:木綿豆腐を切る

木綿豆腐を切ります。

2cm×2cmくらいの"サイの目切り"にしました。お好みの食べやすい大きさにしてください。
無理して手の上で切らなくていいですよ。ちゃんとまな板の上で切ってくださいね。

豆腐のからし焼き:食材の千切り豆腐のからし焼き:食材の千切り

最後にピーマンを切ります。

レシピでは、後のせのトッピングとしてキュウリを使っています。青臭さと水っぽさが嫌といわれたので変更しました。
キュウリが良ければそちらを使ってください。

キュウリ、ピーマンともに"千切り"にします。
※うちではピーマンはタネごと刻んで食べています。

豆腐のからし焼き:調味料をあわせる豆腐のからし焼き:調味料をあわせる

調味料をあわせて調味タレを作ります。

醤油(10g)、料理酒(10g)、砂糖(5g)、みりん(5g)、豆板醤(2g)、甜麺醤(5g)を混ぜ合わせます。
※調味料の量(g:グラム)は1人分での量です。人数によって変えてください。

これで加熱調理前の下準備ができました。

豆腐のからし焼き:木綿豆腐の湯通し豆腐のからし焼き:木綿豆腐の湯通し

レシピにはありませんが、木綿豆腐を湯通しします。

豆腐の型崩れが防げて味も染み込みやすくなるので、ひと手間となりますが手順に加えておきます。麻婆豆腐でも行う方法です。

鍋(フライパン)にお湯を沸かして木綿豆腐を入れます。
(お湯は完全に沸騰させないでください)

豆腐のからし焼き:湯通しした豆腐豆腐のからし焼き:湯通しした豆腐

30秒程度、湯通ししたら豆腐を引き上げます。

湯通ししたらザルにあげて、水分を切っておいてください。
工程が増えますが豆腐を美味しくいただくための一手間です。

豆腐のからし焼き:ニンニク等を炒める豆腐のからし焼き:ニンニク等を炒める

では、材料を炒めていきます。

失敗しないためにコールドスタート(火を入れる前に材料を入れる)にします。

フライパンにサラダ油をひいて、そこへ、生姜、ニンニク、輪切り唐辛子を入れます。
ネギ油にする方は、ここでネギも入れておきます。

豆腐のからし焼き:ネギ油豆腐のからし焼き:ネギ油

ここからはいっきに調理していきます。

強火で加熱してネギの香りが立ってきたら、ネギ油になります。ニンニクや生姜、ネギが焦げ付かない様に注意してください。

豆腐のからし焼き:豚バラ肉を入れる豆腐のからし焼き:豚バラ肉を入れる

そこへ豚バラ肉を投入します。

豚バラ肉は食べやすいサイズに切っておいてください。

豆腐のからし焼き:豚バラ肉を炒める豆腐のからし焼き:豚バラ肉を炒める

豚バラ肉を炒めていきます。

豚肉のピンク色がなくなるまで、しっかりと火をとおしてください。
(※豚肉なので食中毒防止の為、生焼けには注意!!)

豆腐のからし焼き:調味タレと豆腐豆腐のからし焼き:調味タレと豆腐

豚バラ肉に火がとおったら、調味タレを入れます。

豚肉に調味タレが絡んだら、湯通しした木綿豆腐を入れます。
水っぽくなってしまうので、豆腐はしっかりと水気を切っておいてください。

豆腐のからし焼き:材料を炒め合わせる豆腐のからし焼き:材料を炒め合わせる

豚肉、木綿豆腐、調味タレを炒め合わせます。

フライパンをふって炒めあわせれば、豆腐が崩れにくいです。

豆腐のからし焼き:ピーマンを入れる豆腐のからし焼き:ピーマンを入れる

ピーマンはここで入れて、少し火を通した方が食べやすいです。生でも食べられるので、入れるタイミングはお好みで。

豆腐のからし焼き:出来上がり豆腐のからし焼き:出来上がり

器に盛り付けます。

最後に、白髪ねぎ、キュウリ(ピーマン)をトッピングして完成です。
白いご飯に合うおかずに仕上りました。

十条、東十条駅周辺の飲食店では、豆腐のからし焼きを出すお店があるとレシピにはあります。実際に行って地元の味を確認してみたいです。

陸上自衛隊 十条駐屯地

所在地:東京都 北区 十条台1-5-70
公式HP:補給統制本部HP

十条駐屯地は、東京都 北区に所在する、補給統制本部のある駐屯地です。車両や器材、弾薬、施設など、陸上自衛隊に必要なほぼすべての物の調達や補給などを行っている兵站の要です。夏に開催される盆踊り大会では駐屯地を一般開放して、地元の方々との交流が行われています。

この他の食堂メニュー 作ってみた!!はこちら
各方面隊の駐屯地メニューはこちら
航空祭や記念行事などに出展している自衛隊応援クラブDSCのブース。そこで販売されている戦闘糧食(レーション)は、自衛隊で採用されているものと同じです。この戦闘糧食が"自衛隊グッズ専門ショップ「補給処」"でもオンラインで購入できます。自宅で自衛隊ご飯を食べてみたい方は是非お試しください。自衛隊グッズ専門ミリタリーショップ『補給処』 "自衛隊グッズ専門ショップ「補給処」"では自衛隊に採用されているものと同じ戦闘糧食(レーション)がオンライン購入できます。自宅で自衛隊ご飯を食べてみたい方は是非お試しください。自衛隊グッズ専門ミリタリーショップ『補給処』