自衛隊・防衛用語[か~こ]

防衛・軍事・自衛隊では聞きなれない用語がたくさんあります

自衛隊や諸外国軍隊では一般的に使用されていない、専門的な言葉や名称が使われている事が多くあり、兵器(軍隊)・装備品(自衛隊)の名称、職種、階級等は特にそうです。
また自衛隊では海外の軍隊とは名称や呼び方が異なり、兵器の事を装備品、兵士を隊員、ミサイルを誘導弾(特に陸上自衛隊)など。
駐屯地での創立記念行事や基地航空祭などに出掛けた時に、専門用語を知っているとより楽しめ、日本の国防を担っている自衛隊への理解がより深まると思っております。

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観閲行進
中央観閲式での観閲行進 中央観閲式での観閲行進

自衛隊記念日や駐屯地創立記念などで行われる「観閲式」で、執行者が部隊の状況を査閲(見て調べる)するために行われる行進です。

行進の流れとして、まず音楽隊が「陸軍分列行進曲」等の曲を演奏しながら徒歩行進を行い、各部隊が行進のする際の演奏位置まで移動します。
演奏位置に着くと「祝典ギャロップ」などの行進曲の演奏を始めて、普通科などの「徒歩部隊」が行進を始めます。

これらの行進曲などは「陸上自衛隊公式サイトサウンド」でも聞くことができます。
徒歩部隊の後に「車両部隊」が行進を始めますが、車両の順番として「普通科→施設科→特科→機甲科」の様に続いていきます。場合によっては陸上自衛隊の航空科のヘリや、航空自衛隊、海上自衛隊の航空機が「観閲飛行」を行う事もあります。

年に一度、陸海空自衛隊が3年に1度の持ち周りで「自衛隊記念日観閲式」を行いますが、朝霞演習場で実施される陸上自衛隊の「中央観閲式」では、内閣総理大臣が執行者を務めて陸海空自衛隊部隊の観閲行進を視閲します。駐屯地創立記念行事では駐屯地司令や学校長が執行者となり、式典の最後に観閲行進を視閲します。どちらの観閲行進も普段目にすることのない多数の重車両が行進するので、振動や音などによる迫力を体感できます。