前川原駐屯地「鶏肉のワイン煮」
前川原駐屯地「鶏肉のワイン煮」
赤ワインで煮て、生クリームでコクを出したオシャレな1品ですが、栄養面から見てもオススメです。赤ワインに含まれるポリフェノールは血液をサラサラにし、鶏肉のビタミンAが粘膜を強くして細菌感染を防ぎます。季節の変わり目の風邪予防に良い料理ではないでしょうか。
- 材料(1人分)
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- 作り方
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材料(1人分)
- ・鶏もも肉(30gカット):120g
- ・ニンジン:20g
- ・馬鈴薯:80g
- ・玉ねぎ:50g
- ・マッシュルーム缶:10g
- ・サラダ油:3g
- ・赤ワイン:20mL
- ・スープの素:2g
- ・ドミグラスソース:25mL
- ・食塩:0.6g
- ・洋こしょう:0.1g
- ・マーガリン:3g
- ・生クリーム:5mL
- ・ブロッコリー:40g
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作り方
- サラダ油で鶏肉、ニンジン(乱切り)、馬鈴薯(乱切り)、玉ねぎ(串切り)、マッシュルームを軽く炒めます。
- 赤ワイン、スープの素、ドミグラスソースを加え、煮込んでいきます。
- 塩、こしょうで味を整えます。
- 仕上げにマーガリン、生クリームを加えて、ボイルしたブロッコリーを添えて出来上がり。
※ポイント
鶏肉などの肉類は、、火を入れすぎると硬くなります。
肉の煮え具合をこまめに見て、煮すぎない様にするのが柔らかく仕上げるコツです♪
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「鶏肉のワイン煮」調理の流れ
今回は、九州地方にある駐屯地の自衛隊ご飯を作ってみました。
前川原駐屯地の人気食堂メニュー「鶏肉のワイン煮」にチャレンジです。
前川原駐屯地は、幹部候補生学校がある駐屯地です。現場の隊員を的確に指揮・統率する幹部自衛官を育成している料理を食べてみました。
最後に、トマトを追加した"鶏肉のワイン煮+アレンジ"も作ってみています。
赤ワインは1本180mLで198円(税別)のものを使いました。
そして今回は"2人分"として調理しました。
■レシピ掲載材料(1人分)
鶏もも肉(30gカット):120g、ニンジン:20g、馬鈴薯:80g、玉ねぎ:50g、マッシュルーム缶:10g、サラダ油:3g、赤ワイン:20mL、スープの素:2g
ドミグラスソース:25mL、食塩:0.6g、洋こしょう:0.1g、マーガリン:3g、生クリーム:5mL、ブロッコリー:40g
仕上げに使う"生クリーム"はこちらで代用します。
ほぼ生クリームと同じで、植物性脂肪をつかっているホイップクリームです。動物性の生クリームよりも安いのでこれにしました。
同じく仕上げに使うマーガリンも植物性なので、植物性ホイップとの相性もいいかもです。
では食材の下ごしらえ、材料を切っていきます。
まずは、ニンジンから。
ニンジンは1本が約150gくらいなので、レシピだと2人分では40gです。でも野菜いっぱいの方が美味しいので1本入れてしまいます。
ニンジンの皮をピーラーで剥いていきます。
手を切りそうで怖い方は、まな板に置いて固定しながらやるといいですよ。
次は、ジャガイモです。
レシピにある"馬鈴薯"はジャガイモの別名です。メークインでも男爵でも好きな品種を選んでください。
一般的に、ジャガイモ1個が約150gなので、2人分として1個すべて使います。
ジャガイモは皮に土が残っていることが多いので、よく洗ってください。
ピーラーで皮むきする際も、丸くてむきづらいの手を切らない様に注意してください。
ジャガイモを切ります。
ジャガイモも"乱切り"にします。
ジャガイモを半分に切って、ニンジンと同じサイズ感で乱切りします。
●ポイント
ジャガイモは切ったあとに"水にさらして"おきます。
理由として、ジャガイモの変色防止やデンプン質による食材同士のくっつきを防止するために行います。
5~10分くらい水に浸けた後、取り出して水気を切っておきます。
※長めに(10分以上)浸けておいてしまうと、栄養が水に解けだしてしまうので注意!
私がやっている簡単な切り方で説明します。
前の写真の様に、タマネギの両端(上下)を5mmほど切り落とします。
そのタマネギを縦半分に切ります。薄皮で包丁が滑りやすいので注意してください。
半分に切るとタマネギの薄皮(茶色い皮)が剥きやすくなります。
食べるときにタマネギの根(芯)が気になる方は、ここで切り取ってください。根(芯)の部分に包丁をV字に入れると簡単に切り取れます。
タマネギは"くし切り"にします。
髪をとかす櫛(くし)の形に切るので"くし切り"です(レシピだと"串切り"になっていますが)。
縦半分に切ったタマネギを、1cmくらいの幅で写真の様に刻みます。
厚めに切っても炒めて煮込んでしまえば、食べやすいサイズにバラけます。
これで野菜の下ごしらえは終わりです。
ニンジン(1本)、ジャガイモ(1個)、タマネギ(1玉)、そしてマッシュルーム(1パック)です。
マッシュルームはパックから出してそのまま使えます。
下ごしらえの最後は"鶏もも肉"の処理です。
レシピだと30gカットを使っています。ですがカットされていない鶏もも肉の方が、安くて量があるので1枚肉を切って使いました。
レシピでは1人分が120gです。2人分だと240gで、ちょうど骨なし鶏もも肉の1枚と同じです。
それでは食材を炒めていきます。
2人分くらいなら鍋ではなくフライパンでもいけます。
家庭料理で失敗しないために、コールドスタートをオススメします。
油と食材を入れてから火を点ける方法です。
まず、サラダ油を引いて、そこへ切った鶏もも肉を入れます。
食材を入れたら強火でスタートします。
鶏もも肉を炒めます。
少し焼き目がつくくらいまで焼いた方が香ばしくて美味しくなります。
鶏もも肉なので、炒めると脂がけっこう出てきます。脂が気になる方はキッチンペーパーなどで吸い取ってください。
煮込むためのワインや調味料を加えてきます。
ここで失敗しないために、必ず火を止めてから行ってください。
手際よくやろうとしても、食材を焦げ付かせたりします。あわてないでゆっくりで大丈夫です。
ワインを入れます。
180mLのワインなので、2人分は40mLです。ボトルの1/3くらい(60mL)入れてしまいました。
デミグラスソースを入れます。
1パックが50gのソースなので、2人分は1パックの量になります。実際は、野菜も多かったので2パック入れました。これでちょうどよい味加減になりました。
赤ワイン、コンソメ、デミグラスソースを加え終わったら、再度、コンロの火を入れます。
中火くらいで食材の様子を見ながら煮ていきます。
今回はレシピにも載っていなかったので、水をいれていません。
水を入れなくても画像くらいは、ワインと食材から水分がでます。
けっこう水分が出ているので、ジャガイモやニンジンを柔らかくするため、蓋をして煮詰めます。
レシピのとおり、煮すぎると鶏肉が硬くなってしまいます。
時々、様子をみながら、15分ほど煮込みました。
塩、コショウで味を整えます。
それほど塩やコショウを入れなくても味がはっきりとしています。体を動かす駐屯地隊員の場合は塩を多くして丁度いいのかもです。
仕上げに、マーガリンと生クリーム(植物性)を加えます。
一度、火を止めてからでも大丈夫です。
付け合せのブロッコリーをボイルします。
ここで時短食材を使います。
こちらは業務スーパーで売っている冷凍ブロッコリーです。
500gで148円(税別)くらいなので、お得ですしカットもされています。
「鶏肉のワイン煮」アレンジ調理の流れ
そのままでも美味しい"鶏肉のワイン煮"
もう少しスープ感もあってトマトもとれるアレンジをしてみました。
トマトをそのまま使うのではなく、予めカットされていて時短できる"カットトマト"を使用します。
1パック:88円(税別)で購入したカットトマト(トマトピューレ)です。水分量含めて390gも入っています。
食材を炒めあわせるところまでは"鶏肉のワイン煮"と同じです。
材料量もおなじですが、付け合せだったブロッコリーは一緒に炒めてしまいます。ブロッコリーは冷凍のものをそのまま入れています。
トマトとブロッコリーは相性がいいので、美味しくいただけると思います。
陸上自衛隊 前川原駐屯地
所在地:福岡県 久留米市 高良内町2728
公式HP:幹部候補生学校HP
前川原駐屯地は、福岡県 久留米市に所在する、幹部候補生学校のある駐屯地です。防衛大学校や一般大学を卒業して入隊し、一般幹部や医科歯科・看護科幹部の教育を行う教育機関です。すぐ近くには西部方面混成団本部や陸曹教育隊のある久留米駐屯地があります。春には観桜一般開放、夏にも夏祭りを開催して地元の方々との交流が行われています。