陸上自衛隊吉井分屯地 開設61周年記念行事
【装備品展示・キャラ集合・ラッパ吹奏等】
実施日時:2016年4月10日(日)
実施場所:陸上自衛隊 吉井分屯地(群馬県 高崎市)
駐屯地広場では装備品展示も行われています。駐屯地外周に植えられた桜が、装備品のバックになっていて粋な感じがします。
他に広場では長野地本、群馬地本のブースも設営されています。小規模なキッズコーナーも設けられていました。
高射特科部隊の装備で「81式短距離地対空誘導弾(C)」です。
発射機側面の自動装填装置には可視光画像・赤外線誘導の光波弾が展示されています。アクティブ電波誘導方式の電波弾もあって状況により使い分けます。
牽引式で陸上自衛隊主力火砲の「「155mm榴弾砲 FH-70」」です。イギリス・ドイツ・イタリアの3カ国共同開発で国内メーカーがライセンス生産を行っています。砲弾装填部分には155mmH擬製砲弾が置いてあります。
軽装甲機動車横には「偵察用オートバイ」があります。カワサキKLX250をOD色に塗装されガードやキャリアーを搭載した自衛隊仕様になっています。
吉井分屯地有志隊員達による「ラッパ吹奏展示」が行われます。
4名の駐屯地所属隊員達がラッパを吹奏しながら会場奥より入場して来ました。陸海空自衛隊では起床や国旗掲揚などの場で音階を変えるバルブのないラッパを吹きます。
ラッパ吹奏を行いながら入場して来た隊員達は演奏位置に着き様々な自衛隊ラッパを演奏しました。「起床・食事・気を付け・休め・集まれ・送迎の譜・陸将への栄誉礼・表彰式」など。
最後は走りながらでも吹奏が行える様子で駆け足ラッパにより退場。唇の震わしや息づかいだけで様々な音色を出す自衛隊ラッパの素晴らしい展示でした。
吉井分屯地には弾薬資料館があり、様々な砲弾・誘導弾・爆薬などが展示されています。手榴弾など訓練展示などでは目にする事の無い装備の断面や構造が解説されています。
爆弾などが起爆するするための信管なども構造と共に分かりやすく説明されています。弾薬に関する隊員の方々向けの資料のため、さすがに撮影は禁止です。弾薬庫と呼ばれる吉井分屯地ならではの資料館でした。
高機動車の体験搭乗も行われました。体験搭乗エリアは警備隊員が立っているゲート奥にある弾薬保管区域を走行します。
コンクリートの壁と重量感のある金属製扉により閉ざされた弾薬保管庫が数カ所点在します。区域は山の中に作られ、山頂部分にはヘリポートも完備します。普段、見る事のない景色で物々しい雰囲気を感じられて探検している気分になりました。
記念式典での催し物は一通り終わり、第102不発弾処理隊も朝霞へ帰って行きました。小さな自衛隊施設で記念行事も小規模でしたが他では見る事のできない内容が沢山ありました。吉井分屯地 開設61周年記念行事は以上です。
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