陸上自衛隊 郡山駐屯地 創立60周年記念行事
【記念式典】

戦闘訓練展示後に、音楽演奏が行われます。この降雪の中でも演奏を実施する強靭な音楽隊です。
楽器が雪で濡れない様に、音楽隊はテントの中で演奏しました。そのテントをグラウンド内へ移動させたり、撤去するテント部隊が同行しています。テントに雪が積り重く何度も転倒してしまいそうになっておりました。

珍しい行事の流れですが訓練展示後に記念式典を実施する様です。訓練展示が今ならできる！ との判断で先に行ったのでしょう。
記念式典の観閲式に向けて、部隊が会場へ入場して来ました。降雪は弱まる事無く続いています。

部隊を指揮する観閲指揮官の入場。続いて観閲式執行者である駐屯地司令が入場して登壇。
隊舎屋上に注目して国旗掲揚が行われます。建物の屋上に国旗が掲げられました。

観閲式の流れ通り「巡閲」も行います。駐屯地司令が1/2tトラックに乗車して部隊を確認していきます。
駐屯地司令の敬礼に合わせて、部隊が敬礼で返します。

駐屯地司令が祝辞を述べて、東日本大震災における災害派遣なども話されました。来賓の方々左から、福島県知事、国会議員２名による祝辞もされました。

記念式典が終わろうかという頃にやっと雪が治まってきました。もう少し、待った方が良かったのか強行して良かったのか。
これで記念式典が終了して部隊が退場します。さすがに観閲行進は行いませんでした。

駐屯地入門時に展示されていた155mm榴弾砲FH-70や高機動車以外にも展示が増えています。
訓練展示で使用した装備品も展示されました。対空警戒を行っていた81式短距離地対空誘導弾、93式近距離地対空誘導弾。他にもレーダー装置なども展示されました。

雪の中で眠っていた、74式戦車に火が入り起動しました。体験搭乗のために、郡山駐屯地へ2両の74式戦車が運び込まれています。
エンジン始動後に油圧サスペンションのチェックを行なっています。前後左右に車体を動かして動作確認をしています。

雪の中で体験搭乗ができる機会はなかなか無いです。来場者も雪のためそれほど多く無く、少し列んで搭乗できました。
雪原を走る74式戦車、雪の中の戦車もカッコよくて良いですね。安全のため通常より微速で動きますが、乗車時の振動はかなりあります。履帯での走行後の地面はぬかるんでグチャグチャです。